古い鮮やかな黄色のセーターが見事にブーツに生まれ変わる動画がYouTubeで注目されています。
●あらゆる古い靴を蘇らせる職人の技
動画を公開したのは、YouTubeチャンネル「LeatherCraft Mastery」。主に女性の古い靴を修繕し、新しく生まれ変わらせる過程を動画にして発信しています。
今回は、古くなったセーターの生地を使いミドル丈のブーツを作る動画です。セーターからブーツを作るという意外な発想に驚かされます。
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最初に、靴の型を用いてボール紙を切り抜く作業からスタートです。次に、セーターからブーツに使う生地を裁断していきます。袖部分の生地を根元からカットし、両袖ともに処理しました。
袖の長い部分を生かして、ブーツ全体の生地に使用するために型に沿って下書きをします。右と左の両方のブーツの型を取ったら、次はベースになる革の型取りと細断です。職人さんの見事な手さばきで、てきぱきと革をカットしていきます。
●黄色いセーターがみるみるうちにブーツに変身
ミシンを使い、型取りしたセーター生地を裏返しにして縫っていきます。同様に型取りした革もミシンで縫い、革のミシンの縫い目に沿って糊を刷毛で塗ります。セーター生地をここにかぶせて糊でしっかりと動かないように固定します。
印象的なセーターの袖部分はブーツの上部分に使用するようです。ミシンで革と一緒に縫い、今度はブーツの底部分の処理に入ります。
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革を引っ張りながら、余分な革をカットして底にしっかりと隙間なく貼っていく作業をします。見事な職人技に見とれてしまします。さらに別の革を使い靴の底部分を補強し、セーター生地を引っ張って底部分にまで持ってきます。
そこ全体に糊を刷毛で塗り、革とセーター生地をしっかりと貼っていきます。そして、ヒール素材を本体とくっつけると完成のイメージがわいてきました。ひも状の革をブーツ本体とヒールの境目に貼り付けます。
最後に、セーターの身頃にあったアーガイルの模様を生かします。アーガイルをカットして、ブーツの側面に糊で貼ると、綺麗なアーガイル模様のブーツが完成しました。鮮やかでおしゃれなブーツですね。セーターの持ち主もきっと喜ぶことでしょう。
●「デザインがとても気に入った」「美しく仕上がりました」などの声
この動画には、「印象的な仕上がり」「セーターのアイデアが気に入りました」「デザインがとても気に入った」「美しく仕上がりました」「美しい手による美しい作品!」「クリエイティブな仕事の達人」「素晴らしい」などの絶賛コメントが多数寄せられています。
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画像はYouTubeチャンネル「LeatherCraft Mastery」から
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