公的年金の受給年齢を繰り下げ中「年に4回の海外旅行や国内ドライブ旅行が楽しみ」元会社役員・69歳男性の老後の収入源とは

金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住69歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人：69歳男性
同居家族構成：本人、妻（64歳）
居住地：神奈川県
リタイア前の雇用形態：会社役員
リタイア前の年収：1200万円
現在の資産：預貯金7000万円、リスク資産5000万円
これまでの年金加入期間：国民年金480カ月、厚生年金504カ月、企業年金360カ月

現在受給している年金額（月額）

老齢基礎年金（国民年金）：繰り下げ中
老齢厚生年金（厚生年金）：繰り下げ中
障害基礎年金や障害厚生年金（障害年金）：なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金（遺族年金）：なし
その他（企業年金や個人年金保険など）：企業年金60万円

配偶者の年金や収入：なし

「企業年金を月額で60万円受け取っている」

公的年金の「受給年齢を繰り下げ中」で、現在は「企業年金を月額で60万円」受け取っているという69歳の投稿者。

現在の年金額について満足しているか、の問いには「満足している」と回答。

月々の支出は企業年金だけで「毎月賄えている」とし、「生活費はもとより、国内旅行費用も賄える」と説明されました。

「海外旅行費用は、株式配当や運用益で賄っている」

現役時代への後悔として、「もう少し英語以外の語学を学んでおけば良かった」と語った投稿者。

リタイア後の楽しみは、「年に4回の海外旅行。国内ドライブ旅行」だと言います。

年金以外にも「株式投資を行っており、配当と運用益で年間400万円程度」の収入があるそうで、海外旅行費用はそうした不労所得で賄っているとあります。

「外食はファミレスで楽しんでいる」

生活に余裕はあるものの、年金生活においての日常的な外食は「ファミレスで」楽しみ、「過度の外食はしない」などぜいたくは控えているそう。

老後における不安を伺うと、今後の「株式市場の動向」については気掛かりだとコメント。「健康寿命まで今のような頻度で旅行に行けるか不安」とも明かされていました。

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(文:あるじゃん 編集部)