
X(旧Twitter)ユーザー・うちのお嬢さん(@nekono_ojyo)は、元保護猫の女の子「くるり」ちゃんを家族に迎えました。お迎え当時、生後3週間だったくるりちゃんは、現在7カ月を迎え、飼い主さんにたくさんの幸せを届けています。
【写真】毛布の暖かさを知った猫さん…お迎え当時は500グラムで、大変小さな体でした
運命の出会いとお迎えへの覚悟
猫との暮らしに強い憧れを抱きつつも、飼い主さんは「本当に幸せにしてあげられるのだろうか」と自問しながら慎重に準備を進めていました。情報収集や猫カフェへの訪問を重ねる中で、保護猫の譲渡サイトでくるりちゃんを見つけた瞬間、その気持ちは確信へと変わります。
「くるりを見つけたとき、あまりのかわいさに気づいたら譲渡主さんに連絡を取っていました。そこからはとんとん拍子で話が進み、急いでおうちの準備をしました」
名前の由来は、短い下向きのカギしっぽが「くるり」としていたから。覚悟を決めて迎えた小さな命が家にやってきたその日、飼い主さんは胸がいっぱいだったと振り返ります。
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驚きと試行錯誤の日々を乗り越えて
お迎えした当日から、トイレは完璧でごはんもしっかり食べてくれたくるりちゃん。その様子に飼い主さんは思わず心の中で叫んだそうです。
「この子はかわいい上に天才だ!! と感動しました」
しかし、体重は500グラム弱と本当に小さく、毎朝「ちゃんと生きてるかな? 元気かな?」と確認せずにはいられない日々が続いたといいます。そんな心配をよそに、くるりちゃんは順調に成長。よちよち歩きから、あっという間にソファやベッドに飛び乗るようになり、その成長スピードに驚かされました。
「とにかく元気で、どこにでも行くので隙間対策に衝立を作ったり、壁に爪とぎ防止シートを貼ったり……。あの頃は大変でした(笑)」
初めての健康チェックで動物病院を訪れた際も、先生がフードの匂いを嗅がせようと差し出すと、迷わずガブリ。先生と一緒に思わず笑ってしまったというエピソードからも、くるりちゃんの天真爛漫さが伝わってきます。
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くるりちゃんがくれた幸せな日常と深まる絆
くるりちゃんとの暮らしが始まってから、飼い主さんの毎日は笑顔であふれるようになりました。特に心に残るのは、落ち込んで涙を流していたある夜の出来事です。
「いつもは私が寝た後にベッドに来るのに、そのときはすぐに上がってきて、隣でこてんと横になってくれたんです。まるで『一緒に寝てあげるから落ち着きなさいよ』と言ってくれているようで、本当に救われました」
くるりちゃんは好奇心旺盛で、家にお客さんが来ても物おじせず近づいていきます。宅配便が届けば「早く開けて!」とせがみ、箱が開いた瞬間に飛び込み、飼い主さんから「段ボール鑑定士」と呼ばれるほど。お気に入りの箱には目を輝かせながら入り込み、なかなか出てこないこともあるそうです。
膝に乗ったり抱っこされたりするのは苦手でも、甘えん坊な一面を見せることも。お風呂上がりには「せっかく付けた匂いが取れちゃったじゃないのよ!」と鳴きながら駆け寄り、全力ですりすり。夜は飼い主さんがベッドに入ってしばらくするとやってきて、顔の匂いを確認してから布団に潜り込み、寄り添って眠ります。
「猫と一緒に寝るのが夢だったので、本当に幸せです」
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これからも続く、くるりちゃんとの特別な時間
くるりちゃんと過ごす中で、飼い主さんの中には強い覚悟が根づいています。
「絶対にこの子を一生幸せにするぞ! と思っています。くるりが来てくれてから、生きる楽しみが増えました。その分、くるりにも安心して過ごしてもらえるように、たくさん愛情を注いでいきたいです」
猫との暮らしはまだ始まったばかり。飼い主さんはくるりちゃんとともに学び、笑い、かけがえのない時間を重ねています。これからも二人三脚で歩む日々が、さらに幸せに満ちたものとなりますように。
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)