Qualcommは3月17日(米国太平洋時間)、ポータブルゲーム機向けSoC「Snapdragon Gシリーズ」の新モデルを発表した。搭載モデルはパートナー企業から順次登場する見通しだ。
●Snapdragon G1 Gen 2:エントリー
「Snapdragon G1 Gen 2」は、1080p(フルHD/1920×1080ピクセル)/120fpsでゲームを楽しむことを想定したエントリークラスの新型SoCとなる。Wi-Fi(無線LAN)環境でクラウドゲーミングを楽しむ、Androidベースのポータブルゲーム機での利用を見込んでいるという。主な仕様は以下の通りだ。
・CPUコア:Qualcomm Kyro(Pコア2基+Eコア6基)
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・先代比で最大1.8倍のパフォーマンス
GPUコア:Qualcomm Adreno A12
・先代比で最大1.25倍のパフォーマンス
ワイヤレス通信:Wi-Fi 5(IEEE 802.11ax)+Bluetooth 5.1
ディスプレイ:最大でフルHD+(1920×1200ピクセル)/120fps
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●Snapdragon G2 Gen 2:ミドルレンジ
「Snapdragon G2 Gen 2」は、1440p(WQHD/2560×1440ピクセル)/144fpsでゲームを楽しむことを想定したミドルクラスの新型SoCとなる。Wi-Fiは最新規格の「Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)」をサポートし、GPUは超解像技術「Snapdragon Game Super Resolution(SGSR)」やフレーム生成技術「Adreno Frame Motion Engine(ADFM) 2.0」もサポートする。主な仕様は以下の通りだ。
・CPUコア:Qualcomm Kyro(Pコア5基+Eコア3基)
・Pコアのうち1基は「プライムコア」(より高クロックの稼働に対応)
・先代比で最大2.3倍のパフォーマンス
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GPUコア:Qualcomm Adreno A22
・SGSR/AFME 2.0をサポート
・先代比で最大3.8倍のパフォーマンス
ワイヤレス通信:Wi-Fi 7+Bluetooth 5.3
ディスプレイ:最大でWQHD+(2560×1600ピクセル)/144fps
●Snapdragon G3 Gen 3:ハイエンド
「Snapdragon G3 Gen 3」は、1440p(WQHD/2560×1440ピクセル)/144fpsでゲームを楽しむことを想定したハイエンドクラスの新型SoCとなる。Snapdragon G2 Gen 2のCPUコアやGPUコアを強化したモデルで、ハードウェアベースのレイトレーシング処理にも対応している。主な仕様は以下の通りだ。
・CPUコア:Qualcomm Kyro(Pコア6基+Eコア2基)
・Pコアのうち1基は「プライムコア」(より高クロックの稼働に対応)
・先代比で最大1.3倍のパフォーマンス
GPUコア:Qualcomm Adreno A32
・ハードウェアベースのレイトレーシング処理に対応
・SGSR/AFME 2.0をサポート
・先代比で最大1.28倍のパフォーマンス
ワイヤレス通信:Wi-Fi 7+Bluetooth 5.3
ディスプレイ:最大でWQHD+(2560×1600ピクセル)/144fps
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