『シューイチ』アナへのドッキリに視聴者不快感「うるさいだけ」“仕掛け人”のピン芸人に批判殺到

　3月16日放送の『シューイチ』（日本テレビ系）で、ネットから大ブーイングが巻き起こる一幕があった。

　同日、日本で開催される大リーグの開幕シリーズを前に、ロサンゼルス・ドジャースが、プロ野球・阪神タイガースと東京ドームで戦った。ファンは大谷翔平をはじめとするスタープレーヤーをひと目見ようと、朝からドームに詰めかけたのだか、『シューイチ』では、そんな入場待ちの観客にインタビューを試みた。

　話を聞いたのは、4月から土曜日にも放送を拡大する『シューイチ』の土曜MCを務める田辺大智アナ。彼の周りには多くの野球ファンが取り囲み、ほのぼのとした雰囲気で始まった。

「まずマイクを向けたのは、福島・いわき市からやって来たという親子連れでした。続けて田辺アナは、とある温厚そうな中年男性に声をかけ、同じように取材したのです。

　田辺アナが『昨日の試合見られたんですか?』と尋ねると、彼は『見ました』と笑顔で返答。『今日も見られる?』との質問に、男性は『そうなんですよ。実はですね私……』と返すと、『あああああああああああ！』とその場でいきなり絶叫。さらに『バーン！バーン！バーン！』と爆発音を自分の声で再現しながら、身体をその度にジャンプさせるという“奇行”を取り始めたのです」（芸能ジャーナリスト）

《ただうるさいだけやんけ》

　男性の思いもよらない行動に田辺アナは「何何何？何者ですか？何者？ちょっと待って」とボー然。だがスタジオで様子を見ていた中山秀征は、この“珍客”を気にも止めずに「田辺さん、話を聞いて」と呼びかけるばかりだったという。

「その間も男性は『バーン！バーン！』と、自ら“暴発”していましたが、それがおさまったため、田辺アナは動揺しながらも再び『どんなプレーを楽しみにしたいですか？』と、引き続き質問。すると男性は答えながらまたもや『バーン！バーン！』と連呼し、異様な光景がドームの前で繰り返されれたのです」（前出・芸能ジャーナリスト）

　スタジオにいた岩田絵里奈アナは「決して、放送事故ではございません」と注意を促し、中山は「田辺アナは4月から土曜シューイチのMCとしていろんな人と絡んでいくということで、今回は特別ゲスト、チャーミングじろうちゃんでございます」と紹介した。つまりは一連の出来事はスタッフの仕込みて、田辺アナへのドッキリだったことが判明した。

　ネットではこれに不快感が噴出。

《ただうるさいだけやんけ》

《“チャーミングじろうちゃん”とか言うわけわからない芸人が出てたけど全く会話にならないポンコツ芸人は出すな!》

《見ている人が、予期せぬところで不快な気分に駆られたらそれは放送事故だろう》

《こう言った仕込みを織り交ぜる思考回路は昭和的な企画構成としか思えない》

　など批判が殺到してしまったのだ。この“ドッキリ”にはどういう意図があったのだろうか。

「ちなみにチャーミングじろうちゃんは、ハリウッドザコシショウやコウメ太夫らが所属するソニー・ミュージックアーティスツ在籍のピン芸人ですが、番組スタッフとしては、これから土曜の『シューイチ』の顔となる田辺アナの人柄を視聴者にお披露目する意味と、ハプニングへの対応力を見たかったのだと思います」（放送作家）

　少し悪ノリが過ぎたようだ。