能動的サイバー法案が審議入り=「通信の秘密」論点
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2025年03月18日 13:31 時事通信社

サイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」の導入法案が18日、衆院本会議で審議入りした。政府機関や重要インフラを狙った攻撃に対処するため、政府・与党は今国会での成立を目指す。憲法が定める「通信の秘密」との整合性や、政府の運用を監督する独立機関の在り方が論点となりそうだ。
本会議では平将明サイバー安全保障担当相による趣旨説明と与野党の質疑を実施。石破茂首相も出席した。
サイバー防御では、政府が外国間、外国と国内間の通信情報を平時から取得・分析する。攻撃の兆候があれば、警察と自衛隊が相手側のサーバーに侵入。悪意あるプログラムを削除するなどして「無害化」する。
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