EcoFlow DELTA Pro 3から電気自動車に電力を供給 EcoFlow Technology Japanは3月15〜16日に開催された電気自動車の体験イベントに出展。同社のポータブル電源のEcoFlow DELTA Pro 3に溜められた電力を電気自動車に供給するデモンストレーションを行った。
今回のイベントではポータブル電源メーカーのEcoFlowが中央広場にブースを出展。コンパクトなRIVER 3シリーズやDELTAシリーズ、増量用のエクストラバッテリーなどを展示するとともに同社が2024年6月に発売した大容量ポータブル電源のEcoFlow DELTA Pro 3(以下、DELTA Pro 3)を一部の出展社ブースに提供して実車への電力供給デモも行われた。
●DELTA PRO 3からボルボXC90へ電力供給デモを実施
DELTA Pro 3はリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載し、バッテリー容量は4096Wh。専用エクストラバッテリーを連結させると最大12kWhまで拡張できる。連結はDELTA Pro 3にエクストラバッテリーを積み重ねるため、接地面積はそのままで容量の拡張が可能だ。
デモでは、DELTA Pro 3からプラグインハイブリッドのボルボXC90 Ultra T8 AWDへ電力を供給。同社では「100Vで電力を送るとどうしても充電に時間がかかってしまい、ユーザーにとってはストレスとなる。DELTA Pro 3は200V対応で、エクストラバッテリーを1台積むと8000Whの電力を200Vで送ることができる」と解説する。
電気自動車に付属のケーブルは大抵200V用で、自動車メーカー純正の100V用充電ケーブルはあるが高価とのこと。つまり、DELTA Pro 3を使えば充電ケーブルを別途入手することなく、電気自動車に付属のケーブルを使って充電ができるというわけだ。