
国産ジーンズ発祥の地とされる岡山県倉敷市児島地区で、地場メーカーの直営店が並ぶ「児島ジーンズストリート」に3月、観光客やデニムファン向けのゲストハウス「デニムロッジ・ネスト」がオープンした。今年開催される瀬戸内国際芸術祭や大阪・関西万博を見据え、インバウンド(訪日客)の需要も見込んでいる。
デジタルコンテンツ制作などを手がける合資会社ガラクタス(同所)が、2023年9月に開設した有料のツーリストラウンジ(時間制休憩所)「デニムロッジ」の離れ(約50平方メートル)に整備。8畳(3人)の和室1室と共同のシャワールーム、洗面所を設け、昼間はラウンジの休憩スペースとしている和室2室(6、8畳)を活用することで宿泊定員8人分を確保した。
連泊に対応するため簡易な炊事スペースもある。共有スペースではドリンクをセルフサービスで提供。近隣のデニムショップや観光案内のチラシなども置く。
料金は季節変動制で5060〜1万2672円(税込み)。予約は原則2日前までにサイトから申し込む。
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同社によると、ラウンジ利用者の約半数がアジアや欧米などからの訪日客といい、ゲストハウスにも英語を中心とした多言語に対応するスタッフを置く。
中埜幹夫代表は「ここを拠点に周辺を観光するのはもちろん、地元グルメを食べ歩いたり、デニム商品を時間をかけて選んだりと多くの人に使ってほしい。ワーケーションも歓迎する。共有スペースが利用者同士の交流の拠点にもなれば」と話している。
問い合わせはデニムロッジ(070―5566―2447、午前10時〜午後9時)。
(まいどなニュース/山陽新聞)
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