
■大相撲春場所・12日目(20日、エディオンアリーナ大阪)
大関・大の里(24、二所ノ関)は結び前の一番で前頭6枚目・尊富士(25、伊勢ヶ濱)との“2敗対決”を制して10勝2敗とし、3場所ぶりの賜杯に前進した。
ここまで2敗で大の里、尊富士、前頭4枚目・高安(35、田子ノ浦)がトップを走っていたが、高安が前の一番で王鵬(25)を下したため、大の里と高安の2人が2敗でトップを死守。
過去1勝1敗で2敗同士の大一番は、立ち合い激しくぶつかり合うと、尊富士が勢いよく前に出るが、土俵際で大の里がはたき込み、こらえられなかった尊富士が先に倒れた。物言いはつかず、会場は歓声とどよめきが響き渡った。
明日13日目、大関としては初の賜杯を狙う大の里は王鵬との一番が組まれ、高安は若元春と、尊富士は大関・琴櫻と対戦する。
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