
■第100回競泳日本選手権 女子200m個人メドレー決勝(20日、東京アクアティクスセンター)
7月に行われる世界選手権の代表選考を兼ねた競泳・日本選手権の1日目。女子200m個人メドレー決勝に臨んだ成田実生(18、ルネサンスKSC金町)は、2分09秒68で優勝。世界水泳連盟が定める参加標準記録(2分12秒83)を突破し、上位2名以内に入ったたため、日本代表に内定した。
この日の午前中に行われた予選をトップで通過した成田。決勝では前半を2位で折り返すと、続く平泳ぎでトップに立ち最終種目の自由形でも後続を突き放した。自己ベスト更新、さらに池江璃花子(24)が持つ高校記録(2分09秒98)を更新し優勝を飾った。
報道陣を前に成田は「ずっと目標にしていてラストチャンスで(高校記録を)つかみ取れた。(記録を持っていたのが)池江選手というところも大きいし、ずっと目標にしていたところを達成できたのはすごく嬉しい」と喜び、「表彰式を待っている間に、『実生おめでとう』と言ってくれて、さっきもハグをしてくれてすごく嬉しかった」とレース後の交流も明かした。
一方、記録を更新された池江も取材に応じ「実生が予選を泳いでいて(決勝で高校記録を)抜かされるかなと思っていた。(成田とは)同じチームでもあるのですごくうれしいんですけど、ちょっとは悔しいなと思う」と話した。
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成田は大会3日目の200m背泳ぎと最終日の400m個人メドレーにエントリー。複数種目での代表入りを目指す。
また、この種目のパリオリンピック™代表である松本信歩(22、東京ドームS)が、2分10秒61で2位に入り代表に内定した。