
前回からの続き。私はセイナ。夫のキッペイと、小学生の2人きょうだい(ダイゴとラン)を育てています。姉のサナは病気がちで入退院を繰り返していたのですが、そんな姉と2人の娘を置いて、姉の夫のリンタロウさんはお金を持って不倫相手の元へ行ってしまったのです。現在働くことができない姉は、自分の娘2人の養育を私に依頼してきたのです。ごく普通の家庭である私たちが、わが子以外に2人の姪を育てることはできません。夫と話し合い、リンタロウさんのご両親に一度連絡を入れてみたほうがいいのではないか、という結論に至りました。




遠方に住む母が姉の家に駆けつけてくれていました。私は夫の両親にダイゴとランを預け、夫とともに母と姉と話し合うことにしました。姪たちは朝から友だちのところへ出かけたようです。「お姉ちゃんたちを助けたいけど、うちも子どもたちのことを考えないと」私たちも、姉や姪たちを助けたい気持ちはあるのです。でも、金銭的なことなどを考えるとどうしても現実的ではないというのが私たちの結論だったのです。



姉の話によると、リンタロウさんは先日仕事を辞め、転職すると言っていたそう。姉はリンタロウさんの友人と面識がなく、唯一連絡が取れるのがリンタロウさんの実家らしいのです。しかし、姉は娘たちの親権を取られることを恐れ、義実家に連絡をしようとはしません。姉が置かれた状況は、ひどいと思います。しかし、その話とうちで姪を育てるという話は別のことです。もし、一度預かってしまったら、そのままずっと育て続けなければいけなくなるかもしれません。そうなると、わが家の金銭的な負担も重すぎます。
「お姉ちゃん、やっぱりリンタロウさんの実家に連絡しよう」まずはリンタロウさんの両親にこちらの現状を伝えるべきだと思いました。
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困っている姉をなんとか助けたいですし、何より姪たちへの影響を最小限にしたいです。
そのためにも、裕福なリンタロウさんの実家を頼るしかありません。
私と夫が一生懸命説得した結果、姉はやっと、リンタロウさんの両親に連絡を取る覚悟を決めてくれたのでした。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・今淵凛 作画・うーにゃ 編集・石井弥沙
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