「クジャクのダンス」赤沢の部下役・絃瀬聡一、役作りで筋トレ「Eye Love You」から変えた意識とは「全く雰囲気が異なってきますよね」【インタビュー】

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2025年03月21日 07:04  モデルプレス

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絃瀬聡一「クジャクのダンス、誰が見た?」(C)TBS
【モデルプレス=2025/03/21】女優の広瀬すずが主演を務めるTBS系金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」(毎週金曜よる10時〜)に出演している俳優の絃瀬聡一(いとせ・そういち/23)。第9話の放送を前に、演じるにあたって意識したこと、共演者の印象を語った。

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◆広瀬すず主演「クジャクのダンス、誰が見た?」

本作は、浅見理都の同名漫画を原作に、クリスマスイブの夜に元警察官の父親を殺された山下心麦(広瀬)が、遺された手紙を手がかりに真相に迫るヒューマンクライムサスペンス。父が遺した手紙には“冤罪”の文字が書かれており、事件の真相に迫るとき、現在と過去の2つの事件が複雑に交錯していく。

絃瀬は、捜査一課の刑事・秋貞隆雄を演じる。赤沢正(藤本隆宏)の部下として常に行動をともにし、心麦の父・山下春生(リリー・フランキー)の放火殺人事件も担当する秋貞。これまで赤沢に認められたい一心で手足となって働いてきたが…。

◆絃瀬聡一、役作りで筋トレ

― 秋貞を演じるにあたって、意識していることはありますか?

絃瀬:僕が演じる秋貞は若くして捜査一課に配属された警察官で、スーツをパキッと着こなしているだろうなと思い、まず見た目の上では上半身を中心に筋トレを頑張りました。筋トレをしたことで、自分自身にも自信がつきましたし、自然と胸を張ることも意識するようになったので、結果的に秋貞というキャラクターの堂々とした雰囲気にもつながったのではないかと思います。

― 秋貞から見た赤沢は、どんな人物でしょうか?

絃瀬:赤沢さんは、たとえ強引でも罪を犯した人を絶対に逃がさない、許さないという信念を持っている人。その信念は、隣にいるときはもちろんのこと、画面を通しても感じます。秋貞が赤沢を慕ってきたのは、その強引さ以上に、彼の持つ信念に惹かれていたから。「この人についていけば間違いない」と思える存在だったのでしょう。若くして捜査一課の刑事になった秋貞も、やはり出世欲はありますし、「赤沢さんに認められたい」「一流の警察官になりたい」という気持ちを持っています。ただ、赤沢さんは自分のことをあまり話さない人。一緒にいる時間が長くても、どこかミステリアスな部分があります。7話で明かされた、心麦が実は林川歌で、そこに赤沢さんが関係していたという展開には衝撃を受けましたが、「まさかそんなことが…」というよりは、「やっぱり何かあったんだな」と感じました。

― 藤本さんとの共演で、刺激を受けたことはありますか?

絃瀬:赤沢さんと秋貞は上司と部下の関係ですが、藤本さんは普段とても明るく、笑顔が多く、お茶目な一面もある方。僕はそういうところが大好きなんですけど、役に入ると一気に人を寄せつけないオーラを放つんです。秋貞が踏み込めないような雰囲気、圧倒的な威圧感や存在感を自然に作り出しているのは、本当にすごいと思いました。藤本さんご本人は「怖い人間ってどうやって演じるんだろう? 難しいんだよね」とおっしゃっていましたが、「いや、全然怖いですよ!」と思っていました(笑)。撮影初日には「ずっと怖い顔をしていると思うから、ちょっと怖かったらごめんね」と言ってくださったのも印象的です。実際にはとても優しい方なので、そのギャップも含めて、すごく刺激を受けました。

― 撮影の合間は、どんな話をしていますか?

絃瀬:藤本さん、西陣誠役の斉藤優さんといった警察チームが全員福岡にゆかりがあるので、自然と福岡の話題が多くなります。また、犯人が誰か知らされていないので、「秋貞、ちょっと怪しいよね」と言われることも多いですね。でも、僕からすると「いや、赤沢さんのほうが怪しくないですか?」という感じです(笑)。

◆絃瀬聡一、広瀬すずの目に引き込まれる

― 主演の広瀬さんの印象を教えてください。

絃瀬:広瀬さんとは撮影をご一緒する機会が少なかったのですが、お芝居で印象的だったのは、2話で赤沢さんが「遠藤友哉(成田凌)が絶対に犯人だ」と説明する場面。広瀬さんの目を見ていると、言葉にしなくても「お父さん(春生)を信じたい」という思いが伝わってくるようで、思わず引き込まれました。

― 絃瀬さんのもとにはどのような反響が届いていますか?

絃瀬:同時期に違う作品にも出演しているのですが、「本当に同一人物!?」だったり、「いい役柄だね」といった、うれしい言葉をたくさんいただいています。「犯人は誰なの?」と聞かれることも多いですね(笑)。また「すごく面白いから続きが気になる」と言ってくださる方もいて、作品に期待してくださっているのを感じています。

― 日曜劇場「下剋上球児」(2023年)、火曜ドラマ「Eye Love You」(2024年)に続いてのTBS作品への出演ですね。

絃瀬:今回、金曜ドラマという枠にも出演できて、とてもうれしいです。「Eye Love You」で演じた相原虎太郎もスーツ姿が多かったですが、同じスーツ姿でも“胸を張る”“堂々とする”といった意識を変えるだけで、全く雰囲気が異なってきますよね。この作品で、これまでとは違った魅力を持つ秋貞という素敵な役を演じることができて、本当にありがたいです。

◆絃瀬聡一、役者として得た経験が人を信じる糧に

― 「信じること」が本作のテーマですが、絃瀬さんが何かを信じるときに大切にしていることは?

絃瀬:僕は人を信じています。家族はもちろん、友人、マネージャーさんはとても信頼していて、疑うことはないですね。例えば、父親が「大丈夫」と言ったら、「そっか、大丈夫か」と思いますし、不安なときにマネージャーさんが「やれるよ」と言ってくれたら、「じゃあ僕はやれるんだな」と思えるんです。いただいた言葉を大切にするタイプですね。役者をしていると、自分では経験できない人生を生きることができます。その中で得た景色や言葉は、すべて自分の中に残っています。だからこそ、僕は人を信じるし、ポジティブに物事を考えられるのかもしれません。

― 第9話の見どころを教えてください。

絃瀬:ここまでの展開で衝撃を受けた方も多いと思いますが、また驚きの展開もあるようです。それぞれの過去も描かれる9話を、ぜひ見逃さずにご覧ください。

(modelpress編集部)

◆「クジャクのダンス、誰が見た?」第9話あらすじ

心麦(広瀬すず)は松風(松山ケンイチ)と鳴川(間宮啓行)とともに、手紙に書かれていた最後の人物“廣島育美”のもとへ。

一方、刑事・赤沢(藤本隆宏)は神井(磯村勇斗)からある資料を見せられ、その内容に驚愕し、その場を走り去る。捜査本部では阿波山夫妻殺害の疑いが赤沢に向けられ、検察では阿南(瀧内公美)がついに友哉(成田凌)の起訴を決意する。

そんな中、神井が心麦たちに“ある提案”を持ち掛ける。

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