『アストリッドとラファエル』キャストがフランスから来日:ファンミーティングレポート

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2025年03月21日 07:33  ORICON NEWS

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『アストリッドとラファエル』ファンミーティングに登壇したサラ・モーテンセン(右)とケンゴ・サイトウ (C)AXN Co.
 フランスのドラマ『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』シーズン5(全8話)のプロモーションでアストリッド役のサラ・モーテンセンとテツオ役ケンゴ・サイトウが来日。今月6日に都内で開催された「ミステリーチャンネル presents『アストリッドとラファエル』ファンミーティング supported by スカパー!」に登壇した。

【画像】会場のファンと交流するサラの様子などイベント中の写真

 同ドラマは、繊細な頭脳派の文書係アストリッドと大胆な行動派の警視ラファエル、正反対の女性バディが、絶えることのない謎多き事件に立ち向かう姿を描く犯罪ミステリー。フランスで、2019年4月にパイロット版が放送されたのち、24年12月までにシーズン5が放送された。日本では、ミステリードラマ専門チャンネル「ミステリーチャンネル」にて字幕版を放送。あす22日午後4時からシーズン5の全8話一挙放送がある。

 ファンミーティングには、多くの応募の中から選ばれたファンが集まり、会場だけでなく、配信を通じても多くの視聴者が参加。MCを務めるフリーアナウンサーの渡辺真理の呼びかけでサラとケンゴが姿を現すと、会場の観客は拍手と歓声と共に2人を温かく迎えた。

 サラは「コンニチハ!こんなにたくさんの方が来てくれて本当にうれしいです。私にとっては夢のような時間です。犯罪資料局で静かに仕事をしているとてもシャイなアストリッドを演じた私が、こうして皆さんの前に立っていることに感動しています。アリガトウゴザイマス!」と笑顔であいさつ。

 続いてケンゴが「全国からお越しいただきありがとうございます」と日本語で話し始めると、ファンはドラマの中でフランス語を話す姿に見慣れているせいか、会場がザワッとした。ケンゴは「日本語で話すのは異様な感じですか?」ととっさに反応。年に1〜2回は帰国しているそうだが、「ファンの皆さんのおかげで日本に来ることができました。来日したチームとともに東京を楽しんでいます」と、格別の思いを込めて語った。

 そして、2人は観覧募集の際にファンから寄せられた質問に次々と答えた。

■アストリッドとはルームメイトのような関係

――「アストリッドとラファエル」への出演が決まった経緯を教えてください。

【サラ】私のマネージャーが、いつも私の代わりにシナリオを先に読んでくれるのですが、「これ、あなたにぴったりの役よ!」と言われました。それで私も読んだのですが、もう一気に読んでしまいました。少なくともフランスのテレビでこんなドラマを見たことないと思いました。一番ひかれたのは、2人の女性の友情が描かれていたところです。

 最初のオーディションでは、バスケットシューズの靴紐をしっかり結び、シャツの一番上のボタンまで閉めて、完全にアストリッドになりきって臨みました。でも、やりすぎたかもしれないと思い、もう一度チャンスをもらえないかお願いしました。2回目のオーディションの後、プロデューサーから「君がアストリッドだよ」と言われたとき、すばらしいプレゼントをいただいたように感じました。

――アストリッド役のためにどんな準備をしましたか?

【サラ】とても繊細な役なので、慎重に準備しました。自閉スペクトラム症に対する理解を深めるためにたくさんの本を読んだり、ドキュメンタリーを見たり、当事者の方々とお会いしました。当事者の方々が働いているカフェに通い、そこで脚本を読みながら、より深く理解するよう努めました。大げさになりすぎないように、アストリッドの個性を表現するのはとても難しかったです。

――ご自身とアストリッドの共通点はありますか?

【サラ】私は『役が自分の中に入り込む』という表現はあまり好きではないのですが、いまやアストリッドとはシェアハウスのルームメイトのような関係です。撮影中は、私の中の大部分をアストリッドが占めていて、撮影が終わると少しずつ私自身のの場所が戻ってくるような感覚です。一番の共通点は動物好きなところですね。アストリッドも私も、大の動物好きです。

■撮影中のシーズン6の進捗に言及

――テツオ役が決まった経緯を教えてください。

【ケンゴ】事務所のエージェントから「こういう役があるけれど、どう?」とオーディションの話をもらいました。初登場はシーズン2の第2話で、エピソードタイトルは"Irezumi(イレズミ)"。「またヤクザ役かな?」と思っていましたが、脚本を読むうちに、日本食材店でアルバイトをしながら数学の博士論文を書いているキャラクターだとわかり、興味が湧きました。オーディションを受けた後、しばらく連絡がなく落ちたと思っていたら、突然、現場のアシスタントから「撮影日は○日から○日です。都合はどうですか?』と連絡がきて、「え、決まってたんですか?」という感じでした。

――ご自身とテツオの共通点は?

【ケンゴ】もの静かでシャイなところは似ていますね。無理をして作り上げる役ではなく、自然と演じることができました。

――撮影現場の雰囲気は?

【ケンゴ】僕は事件にはあまり関わらない役なので撮影日数は少ないですが、現場はとても和やかで、温かい人たちばかりです。

――ラファエル役のローラ・ドヴェールさんはどんな方ですか?

【サラ】ローラはとても直感的で明るい人です。私は入念に役作りをするタイプですが、ローラは毎日少しずつせりふを覚えていくスタイル。私とローラさんの関係性は、アストリッドとラファエルの関係性にちょっと似ているところがあって、お互いに良いバランスを取っていると思います。

――二コラ役のベノワ・ミシェルさんはどんな方ですか?

【ケンゴ】明るい方で、いつもニコニコされている印象です。周りに気配りをしてくださる方です。

――シーズン6の撮影も始まっているそうですが、進捗について教えてください。

【サラ】すでに4話分を撮り終えています。日本でのプロモーションが終わったら、残り4話の撮影を再開します。シーズン5にちりばめられているパズルのピースが、シーズン6でどう組み立てられていくのか…楽しみにしていてください。

■サラが来場者全員と交流するサプライズも

 質問コーナーの後には、ファンが選ぶもう一度観たい名シーンBEST10の発表やプレゼント抽選会が行われた。イベントの最後には、日本のファンからのメッセージが詰まった特製ボードが2人にプレゼントされた。これにサラは「信じられない…!日本のファンは本当に素晴らしい。日本に住みたいと思うほどです」と大感激。ケンゴも「フランスではこういう文化はないので、日本のファンの熱意に感動しました」と話した。

 サラは「またシーズン6で日本に来ます!」とファンに呼びかけ、いったん降壇した後、自ら申し出て再登場。なんと、来場者全員にあいさつがしたいと、客席へ向かったのだ。サラのサプライズな行動に、会場は歓声と感動に包まれた。ファン一人ひとりと目を合わせ、温かく言葉を交わしながら握手やハグを交わす姿に、観客からは「信じられない!」「こんなにファンサービスしてくれるなんて!」と感激の声が上がっていた。

 大盛況だったイベントの模様は、スカパー!番組配信(※)のミステリーチャンネルオンデマンドで見逃し配信中(2025年3月6日から1年間)。※スカパー!にてミステリーチャンネルが視聴できる商品(パック・セット含む)の契約者向けサービス。

■ミステリーチャンネル放送情報

●3月
シーズン1〜4(全33話)字幕版:3月20日午前6時〜3月21日
シーズン5(全8話)字幕版:3月22日午後4時〜

●4月
シーズン1〜5(全41話)字幕版:4月23日スタート、毎日午前11時〜

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