
世界平和統一家庭連合、旧統一教会への解散命令請求をめぐり、東京地裁が今月25日に解散命令を出すかどうかの判断を示すとみられますが、22日、元信者らが会見を開きました。
旧統一教会をめぐっては、2023年に文科省が解散命令の要件である、「法令に違反して著しく公共の福祉を害したと明らかに認められる行為」があったと判断し、解散命令を東京地裁に請求。
一方の教会側は全面的に争う姿勢を示していて、東京地裁が非公開の審理を進めてきましたが、今月25日に判断が示されるとみられています。
これに先立って、22日、都内で教団の元信者らが記者会見を開きました。
元信者の女性は教団から脱会した時の心境について、「なんて無意味な人生を過ごしてしまったのかと後悔しました」とした上で、教団の信者に対し、「どうか自分を取り戻してください。人生を取り戻してください。きっと間に合うはずです」と話しました。
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また、2世で元信者の男性は「解散命令の判断が示されても、それは問題解決のスタートラインでしかない」と訴えました。
その上で、「現在の信者も被害者であり、2世の子供たちにはなんの罪もない」とし、「信者を含む統一教会の当事者が教団と社会の板挟みにならないように、社会から孤立しないように、適切なサポートが必要だ」と話しました。