2025年F1第2戦中国GP スプリントを制したルイス・ハミルトン(フェラーリ) 2025年F1中国GPの土曜、フェラーリのルイス・ハミルトンはスプリントで勝利を収め、予選では5番手を獲得した。
ハミルトンはスプリントをトップの位置からスタート、そのポジションを守って走り、途中、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)から1秒以内まで迫られた時期もありながら、最後までリードを譲ることなく走り切り、最終的には2位に6.889秒の差をつけて勝利を飾った。これはハミルトンにとってフェラーリでの初の勝利であり、彼自身とフェラーリにとって、初のスプリントレースウインでもあった。
ハミルトンは予選では苦戦し、上位で戦うことができなかった。Q3では、最後のアタックラップで、1回目のタイムを更新することができず、5番手にとどまった。
■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)スプリント 1位(1番グリッド/タイヤ:ミディアム)予選 5番手(Q1=11番手1分31秒690:ソフトタイヤ/Q2=8番手1分31秒501:ソフトタイヤ/Q3=5番手1分30秒927:ソフトタイヤ)
「フェラーリで初めてのスプリントポールを獲得し、その後、勝利も飾ることができたので、特別な気持ちになった。マシンは力強く、すべてをうまくまとめ上げて、トップでゴールし、チームにポイントをもたらすことができたんだ。観客の反応は信じられないほど素晴らしいものだった」
「予選はスプリントに比べると厳しかった。今日は1ラップでマシンの性能を最大限に引き出すことができなかった。でもポテンシャルがあるのは間違いないので、週末を通して一貫してそのペースを発揮できるようになるため、懸命に取り組んでいく」
「勝利の味は、僕たち全員をよりハングリーにした。明日は厳しいレースになるだろうが、やるべきことは分かっている」
(『Sky Sports F1』に対して、スプリント後のセットアップ変更について語り)「マシンにほんの少しの変更や微調整を行っただけなのだが、とても不安定な状態になってしまった。風が強くなったのもあり、マシンが運転しづらくなり、ラップをうまくまとめるのが難しくなった」
「バランスのとれたマシンが望ましいのだが、今の段階では、コーナーごとにバランスが異なっている。でも、僕たちが望んでいるのは、一貫して似たようなバランスを持つマシンなんだ」
「変更を加えたら、突然、高速でのバランスが崩れてしまった。予測不可能な状況では希望がない」
[オートスポーツweb 2025年03月23日]