限定公開( 1 )
キッズ服ブランド「BREEZE」を手がけるF・O・インターナショナルは、「BREEZE」ブランドから販売したTシャツに基準値を超える化学物質「ホルムアルデヒド」が検出された問題について、原因がホルムアルデヒドの水溶液「ホルマリン」の混入だったと発表しました。
●全カラー・全サイズを自主回収
同社は3月18日に、「5色5柄サガラワッペンロンT」(1月21日発売)について、法令に定める基準を超えるホルムアルデヒドが検出されたと発表。対象商品を自主回収し、購入者には使用中止を呼びかけていました。
ホルムアルデヒドは「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」によって、衣服への使用に規制値が設けられています。
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21日の発表では、「EG(エメラルドグリーン)カラーの紫のプリント部分に使用された染料に、本来、使用されないはずのホルマリンが混入していたことが原因と特定できた」と説明。他のカラーは、法令基準の数値内だったものの、生産工程(縫製・検品)において全カラー同じラインで同時期に生産されていることから、移染の可能性を考慮し、全カラー・全サイズの自主回収を行うとしました。
なお、他の同社商品(他ブランドも含む)では該当の染料は使用しておらず、商品は全て個別で包装しているため、輸送・保管過程での他商品への移染はないとしています。
また、「ホルムアルデヒドは水溶性で、お洗濯をしていただくことによって流れ、他の衣類に移ることはございませんが、着用後発疹等の症状がみられる場合は速やかに医療機関を受診していただきますようお願いいたします」と呼び掛けています。
今後は「二次加工・プリント・縫製においてホルマリンを含まない材料(包装資材含む全ての材料)の使用の徹底」「原材料入荷時点における公的試験機関によるホルマリン検査の実施(製造メーカー提携工場含む)」など、対策を強化していくと説明。
商品購入者にはあらためて商品の使用中止を呼びかけ、商品が手元にある場合は購入店舗まで持参するか、下記の送付先へ、料金着払いで送付してほしいと伝えました。
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同社は「このたびの事態を厳粛に受け止め、今後はこのようなことのないよう、より一層努力を重ねてまいりますので何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。このような事態となりましたこと、重ねて深くお詫び申し上げます」とコメントしています。
【送付先】
〒651-0086 兵庫県神戸市中央区磯上通7丁目1-5 三宮プラザEAST7F
株式会社F・O・インターナショナル 商品回収係宛
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