28日(金)頃まで、季節先取りの暖かさが続くでしょう。今日24日(月)は東京や長崎、宮崎、鹿児島で桜開花の発表があり、週末はお花見を予定されている方も多いのではないでしょうか。ただ、春本番の暖かさは長くは続きません。29日(土)から一気に気温が下がり、寒さが戻ります。寒暖差が大きいので体調を崩さないようお気を付けください。
●前線通過後は一時的に寒気流入
今日24日(月)もこの時期としては気温が高く、春本番の暖かさになりました。このあと27日(木)頃にかけても、上空の暖気が流入する見込みです。ただ、27日(木)から28日(金)は日本付近を前線が通過し、全国各地でまとまった雨が降ります。前線通過後は寒気が南下し、寒さが戻るでしょう。風も強まり、さらに体感を下げそうです。
●28日(金)〜29日(土) 東京都心は4か月ほど季節が戻る
東京都心の気温変化を見ると、明日25日(火)から28日(金)にかけては、平年を大きく上回り、5月中旬から6月中旬並みの気温が続くでしょう。26日(水)は27℃、28日(金)は25℃で、夏日になりそうです。
29日(土)は一転、急に寒くなります。朝から気温はほとんど上がらず、東京都心の予想最高気温は11℃でしょう。28日(金)と29日(土)の気温差は15℃くらいで、6月上旬から2月中旬の気温まで一気に下がります。週末は冬の寒さに戻るでしょう。昼間も空気がヒンヤリするため、お花見に行く方は、服装に注意してお出かけください。
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●週末以降は全国的に気温低め 桜は長く楽しめる
東京以外の地域も同じような気温傾向です。
28日(金)までは平年より高い所が多くなりますが、29日(土)以降は平年より低くなるでしょう。東京の最高気温は11℃(2月中旬並み)が続き、名古屋や大阪、福岡は12℃から14℃くらいの予想です。その後も、4月初めにかけて、平年よりも低めの気温で推移する予想です。季節が大きく逆戻りしますので、体調を崩さないようくれぐれもご注意ください。
気温が少し落ち着くと、桜の開花から満開まで時間がかかり、お花見が長く楽しめるというメリットもあります。最新の気象情報を確認し、脱ぎ着しやすいカーディガンやジャケットなどで調節するようにしましょう。首元の冷えが気になる場合は、ストールなどを巻いて防寒するのもおすすめです。
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