万博成功に向けた超党派の議員連盟の会合であいさつする石破茂首相=24日午後、国会内 石破茂首相は4月12日に大阪市で行われる大阪・関西万博の開会式に出席する方針を固めた。同5日には開幕前のリハーサルとなる「テストラン」も視察する。2週連続の大阪入りで万博をアピールし、課題となる集客の向上を図る。
政府関係者が24日、明らかにした。開会式は4月13日の開幕に先立ち、大阪市の人工島「夢洲(ゆめしま)」の万博会場で行われる。テストランは同4〜6日に大阪府民も参加して実施。首相は運営上の課題がないかを確認する。首相は1月19日にも会場を視察している。
万博は全国的な関心が低いままで、入場券販売は伸び悩む。今月19日現在の前売り券の販売枚数は約835万枚。約200万枚を見込む団体旅行分などを合わせても約1035万枚で、目標の1400万枚に届いていない。
首相は24日、万博成功に向けた超党派の議員連盟が国会内で開いた会合にも出席。万博柄のハッピ姿で「政府として全力を挙げ、成功に向けて努力する」と協力を求めた。