
関東エリアには、多くの登山者に親しまれる魅力的な山が点在しています。今回は、登山アプリ「YAMAP」の活動日記数をもとに、「2024年に『登られた山』ランキング」上位の山を紹介します。
初心者でも挑戦しやすいルートや、電車やバスでアクセスの良い山など、関東の人気登山スポットがランクインしています。また、登山をより快適に楽しむためのおすすめギアも紹介。登山計画を立てる際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
●2024年に「登られた山」ランキング:1位 高尾山
東京都八王子市に位置する高尾山(標高599m)は、都心からのアクセスが良く、年間を通じて多くの登山者が訪れる人気の山です。
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特に新緑が美しい春から初夏にかけては、爽やかな空気の中で山歩きを楽しめます。京王線・高尾山口駅から登山道の入り口であるケーブルカーの清滝駅まで、徒歩約5分とアクセスが良いのも魅力の1つです。
登山ルートは6つの自然研究路をはじめ複数あり、それぞれ異なる景色や楽しみ方ができます。中でもおすすめは「6号路(琵琶滝コース)」。小川沿いを歩く爽快なルートで、清らかな沢のせせらぎを聞きながら、飛び石を渡るスリルも味わえます。暑い日には、澄んだ沢の水で手や足を冷やすのも気持ちがいいでしょう。
山頂では、天気が良ければ富士山の姿を望むこともでき、都心の喧騒を忘れさせてくれる絶景が広がります。ケーブルカーやリフトを利用すれば、歩く距離を短縮できるため、体力に自信がない人でも安心です。
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●2024年に「登られた山」ランキング:2位 塔ノ岳
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神奈川県の丹沢山塊にそびえる塔ノ岳(標高1491m)。メインルートの「大倉尾根(通称:バカ尾根)」は、標高差約1200mを一気に登る本格的なルートのため、登山初心者でも挑戦できますが、長く続く階段や急な登りが多く、体力強化を目的とした登山者にも人気があります。
この山を登ることで、達成感はもちろん、持久力や登山スキルの向上も実感できるでしょう。
登山道はよく整備されており、途中の山小屋で小休憩を挟みながら登れます。また、視界が開けるポイントも多く、登るにつれて眼下に広がる街並みや相模湾の景色が楽しめるため、頑張るほどご褒美のような景色が広がるのも魅力の1つです。
そして、最大の見どころは山頂からのパノラマビュー。広々とした山頂には遮るものがほとんどなく、目の前には雄大な富士山がそびえ、遠くには南アルプスの山々が連なります。天候に恵まれれば、相模湾まで望めることも。さらに、近隣の丹沢山や鍋割山と縦走すれば、よりダイナミックな登山を楽しめます。
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●2024年に「登られた山」ランキング:3位 筑波山
茨城県にある筑波山は、男体山(871m)と女体山(877m)の二峰からなる日本百名山の1つです。標高こそ低めですが、関東平野を一望できる大パノラマが広がり、初心者からベテランまで幅広い登山者に親しまれています。
秋葉原駅からつくばエクスプレスとシャトルバスを利用すれば、都心から約2時間でアクセスでき、日帰りで気軽に登れるのも魅力です。
比較的登りやすいルートが多いですが、途中には巨岩をよじ登るようなアクティブな場面もあり、適度な冒険気分を味わえます。初心者でも挑戦しやすい一方、何度訪れても飽きないコース設計が特徴です。
また、つつじヶ丘駅からはロープウェイ、宮脇駅からはケーブルカーが利用でき、体力に自信がない人でも気軽に山頂の景色を楽しめます。
2024年には、筑波山の新たな目玉スポットとして「筑波山観光案内所前展望デッキ」を整備。展望デッキから田畑が広がる風景や夕日などが見下ろせて、SNS映えする写真撮影も楽しめます。
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●関東の山歩きにおすすめのギア3選
ダバダ アルミ製 トレッキングポール
軽量かつコスパの高いトレッキングポールを使うのがおすすめです。
ザ・ノース・フェイス クレストン ハイク ミッド ウォータープルーフ
電車やバスでの移動が多い山行では、街で浮かないシンプルでおしゃれなトレッキングシューズがおすすめです。
ハイドロフラスク スタンダード
キンキンに冷えたドリンクを飲みたい人は、保冷力の高いボトルを持ち歩きましょう。