GI初制覇を目指すカンチェンジュンガ(24年11月撮影、ユーザー提供:zatsumuさん) 武豊騎手がカンチェンジュンガ(牡5、栗東・庄野靖志厩舎)で、高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)の18年ぶり3勝目を狙う。
武豊騎手はGII高松宮杯時代も含め、当競走に23回騎乗して3勝している。初勝利は90年のバンブーメモリー。そして96年のGI昇格以降に限ると17回騎乗し、05年のアドマイヤマックス、07年のスズカフェニックスで2勝を挙げている。
今年のパートナーはカンチェンジュンガだ。オープンではワンパンチ足りないレースが続いていたが、前走の阪急杯では善戦キャラを返上し、待望の重賞初制覇。一気にスプリント路線の主役候補に名乗りを上げた。
迎える今回、武豊騎手とは23年3月の3歳1勝クラスで5着に敗れて以来、実に約2年ぶり2回目のタッグ。したがってほぼテン乗りといえる状況だが、典型的な末脚勝負の馬でもあり、手は合うイメージがある。
武豊騎手が18年ぶりの高松宮記念制覇となれば、自身の同一GI最長ブランクV。有馬記念の16年(90年オグリキャップ→06年ディープインパクト)を2年更新することとなる。レジェンドらしい珍記録が生まれることを期待したい。