カナダ社が秘密保持契約拒否＝買収提案巡る協議で―セブン

　セブン＆アイ・ホールディングスは２５日、カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールからの買収提案を巡り、協議の「事実関係」と称する文書を公表した。その中で、敵対的買収を防ぐ「保護条項」が盛り込まれた秘密保持契約の締結をクシュタールが拒否したと明らかにし、セブン側が拒んでいるとする主張に反論した。

　文書によると、セブンは昨年１０月、米独禁法上の規制の解決に向け、クシュタールの店舗売却などを協議するため、２社間の秘密保持契約を提案。その後の再提案も含めてクシュタールが保護条項に難色を示し、現在も締結に至っていない。