元ベルギー代表DFフェルトンゲンが今季終了後に引退へ…負傷により決断「もう改善しないと悟った」

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2025年03月26日 01:55  サッカーキング

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今季終了後の現役引退を発表したフェルトンゲン [写真]=Getty Images
 アンデルレヒトに所属する元ベルギー代表DFヤン・フェルトンゲンが25日、今季終了後の現役引退を発表。同日に行われた記者会見で決断の理由を明かした。

 現在37歳のフェルトンゲンは、2006年8月にアヤックスでトップチームデビュー。ヴァールヴァイクへのレンタル移籍を挟みつつ主力選手として活躍し、2012年7月にトッテナムへと完全移籍で加わった。8年間の在籍で公式戦通算315試合出場12ゴール6アシストをマークするなど守備陣を支え、2020年8月からはベンフィカでプレー。2022年9月からは35歳で自身初の母国リーグ挑戦を決意し、ベルギーの名門アンデルレヒトで活躍している。

 昨年7月にベルギー代表からの引退を発表したフェルトンゲンは、今季ここまで公式戦5試合に出場。負傷の影響もあり、満足なプレータイムを得られずに2024−25シーズンを過ごしていた。そんななか、25日に同選手は今季終了後の現役引退を発表。「今シーズン限りで引退することは、ずっと前から決めていた」と明かしつつ、「負傷していた数カ月の間、じっくりと考える時間があった。その結果、自分が目指すレベルであと1年プレーするのは無理だと明確になった。両足首とアキレス腱の慢性的な痛みが、それを不可能にしてしまった。新年を迎えた頃には、もう改善しないと悟ったよ」と引退の理由を説明した。

 また、フェルトンゲンは家族とのあるエピソードを告白。昨年の夏にアンデルレヒトとの契約を延長した同選手だが、「その時に家族に(現役を)続けると伝えたら、息子が泣き出したんだ。もっと家にいてほしいって。でも、今回『引退するよ』と伝えた時もまた泣いていた」と口に。続けて、「今シーズンは本当に素晴らしい瞬間をたくさん経験できたし、今も楽しんでいる」と述べながら、「このチームで本当に特別なことを成し遂げるチャンスがある。そして、僕が思い描いている役割はやっぱりピッチの上にあるんだ」と残りのシーズンに向けた決意を語っている。

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