
【写真】柊(波瑠)と捜査を共にする土屋(山本耕史) 『アイシー〜瞬間記憶捜査・柊班〜』最終回場面カット
警察官襲撃事件と岩田春樹(木原勝利)の射殺事件で容疑をかけられた夏見喜次(杉本哲太)。柊は、かつて自分の目の前で母親を殺害した父・夏見を逮捕する。
その後、夏見は2つの事件について犯行を認めるが供述には曖昧な点が多い。疑念を抱いた柊と仲間たちは、現場に居合わせた岩田の息子・康介(木下暖日)と娘の千晶(近藤華)から事件当時の状況を聞く。
捜査の末、千晶は「私が…悪いんです…」とつぶやき、自分が岩田の胸を撃った主張する。柊は取調室で改めて父・夏見と対峙。射殺を自供した人物が現れたと告げると夏見は、出所した直後に遭遇した射殺事件の“真実”について語り始める…。
すべての真相を明らかにした夏見は、自ら命を絶とうとしていたことを告白。「もう、すべてを終わらせたかった」とこぼす夏見に対して、柊は怒気をはらんだ口調で「終わりなんてない!」と断言し「勝手に終わらせるなんて許さない」と迫る。
そして柊は、夏見がもたらした壮絶な記憶も、事件が起きる前の穏やかで幸せな家族の思い出も、その両方を忘れることができないでいると打ち明ける。柊が涙を堪えながら、殺人犯の娘として生きる苦悩について話すと、夏見は号泣しつつ謝罪。そんな父親を前にした柊は「私があなたを許すことは決してない」と言い切ると、取調室を飛び出して静かに涙をこぼすのだった。
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