
前回からの続き。私(ミサキ、32歳)は夫(タカヤ、35歳)と年中の息子(ユウセイ)との3人暮らし。義両親は既に亡くなっていますが、夫には隣県に住む妹(義妹、マユ、32歳)がいます。夫は義両親のことを恨んでおり、息子が生まれてから義両親へのグチが多くなりました。息子を見ていると過去の自分を思い出すようです。私は義妹の話で夫の心の傷がとても深いものだとわかりました。しかし息子への影響を考え、夫のグチを録音して夫本人に聞かせることにしたのです。

夫は少し興味深そうにレコーダーを再生しました。自分のグチに耳を傾けつつも、途中で止めてしまいます。客観的に聞いてみることで、夫も自分自身を見つめ直すことができたようです。私も自分の素直な気持ちを夫に伝えます。

夫のグチについて、最初はどうにか解決できる方法があるのではと思っていました。でも今は、たとえ妻であっても、過去の出来事や夫の心の傷を変えられないと感じています。夫が子育てをしながら過去を思い出してしまうのは仕方がないです。だからこそ私は、夫が私たちとの生活を楽しめるようにサポートできたらいいなと思います。

夫の心の傷について、最初はどうにかしてグチをやめさせたいと思っていました。しかし今は、たとえ妻であっても過去はもちろん夫の言動は変えられないことに気づいたのです。だから夫を変えようとするのではなく、私の気持ちを素直に伝えることが大切だと思うようになりました。
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【第6話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・吉田ぱんだ 編集・みやび