
前回からの続き。私(サヤ、30代)は夫と息子(ユウヤ、6歳)との3人暮らしで、実家の近くに住んでいます。母(ハナエ、60代後半)にはよくユウヤの子育てに協力してもらっており、母と私たち家族の仲は良好です。私の弟(タク、30代)の息子(甥、ミツル、3歳)は身体が弱いため、弟家族は遠方である実家に帰ってきません。母はそれが気に入らないようです。私は穏やかな母がイヤな姑になっているように感じて、ツラくなってきました。
私は地元の幼なじみであるアコと、久しぶりにお茶をすることになりました。アコは私のママ友でもあり、私の母をよく知る友人でもあります。

私は最近の母の様子についてアコに話します。


私の知る母は誰とでもうまくやれる人で、近所の人たちからも好かれています。もちろん愚痴をこぼすときもあるけど、笑い話のように明るい調子で言う程度でした。それが弟のことになると豹変するから戸惑っているのです。
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「言い方は悪いかもしれないけど、外ではいい顔をしている分、家族には本音をぶつけてくるんだと思う」と、アコは言います。しかし、いくら息子に理解してもらえなくてツラい思いをしているとはいえ、それを私にぶつけてくるのは違うとアコは言ってくれました。


「だから無理してサヤがお母さんの愚痴を聞く必要はないよ」そう、私だって愚痴なんて聞きたくないのです。

アコの話は納得できるものでした。私の母は弟家族と同居してそばにいたいのにできない、会いたいのになかなか会えない、と愚痴っていました。
母が弟に拒否されたことで、今までガマンしていた母の寂しさが爆発したのかもしれません。
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私は母が弟を手放したくないという思いが強いことに気づき、どうしてあんな愚痴を言うのか納得できた気がします。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・んぎまむ 編集・石井弥沙
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