「ももいろクローバーZ」のライブ=4月12日午後、新潟県新発田市(笹森健一氏撮影) 新潟県新発田市はこのほど、女性アイドルグループ「ももいろクローバーZ」が4月中旬に市内で開催したライブ「ももクロ春の一大事」による経済波及効果が約6億4800万円に上ったとする試算結果を公表した。二階堂馨市長は記者会見で、「イベントによる経済効果は一過性だと思っていたが、やりようによっては起爆剤になる」と述べ、今後もライブなどによる地域活性化を目指す考えを示した。
試算では約1000人の来場者を対象にアンケートを実施。土産代、飲食代、宿泊代などを基に経済波及効果を算出した。
その結果、イベント全体による消費額は約6億4800万円、市内の消費額は約3億5200万円に上った。1人当たりの消費額は平均で日帰り客が1万5740円、宿泊客が6万6571円だった。
ライブは4月12、13日に予定されていたが、13日は強風で中止となった。12日は全国から約1万2000人が来場し、13日も多くのファンが市内観光を楽しんだという。
ももクロは2017年から地方自治体と連携し、まちおこしを目的としたライブを開催している。所属事務所が開催地となる自治体を募集し、今年は応募した全国20自治体の中から新発田市が選ばれていた。

「ももいろクローバーZ」のライブ=4月12日午後、新潟県新発田市(笹森健一氏撮影)