戸次重幸「洗車したら次の日100%雨が降る」“洗車ののろい”に…妻市川由衣から「洗わないで」

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2025年05月12日 21:28  日刊スポーツ

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ジャパンプレミアであいさつをする戸次重幸(撮影・増田悦実)

戸次重幸(51)が12日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた、高橋一生(44)の主演映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」(渡辺一貴監督、23日公開)ジャパンプレミアに登壇。劇中に出てくる「幸せの絶頂の時に“絶望”を味わう」呪いを引き合いに「洗車したら次の日、100%雨が降る」“洗車ののろい”がかけられていると明かし、場内を笑わせた。


戸次は劇中で、浮浪者ソトバを演じた。高橋が演じる漫画家・岸辺露伴に、懺悔室で自らが犯した過ちを告白する、井浦新(50)演じる謎の男・田宮役に誤って殺され「幸せの絶頂の時に“絶望”を味わう」呪いをかける役どころだ。


「岸辺露伴は動かない」は、漫画家・荒木飛呂彦氏の人気漫画シリーズ「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフ作を、実写ドラマ化。20年12月の第1期から3年連続で12月に放送され、23年5月には映画第1弾「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」が公開。ドラマ第4弾となった第9話「密漁海岸」は、24年5月に放送された。相手の頭部を本にして思考や秘密、人生、過去などを読め、かつ指示を書き込んで操ることができる特殊能力「ヘブンズ・ドアー」を駆使し、リアルな漫画を追及する漫画家・岸辺露伴を高橋が演じ、妻の飯豊まりえ(27)は露伴付きの編集者・泉京香を演じてきた。


戸次は、出演した思いを聞かれ「(原作漫画を)発売されたら買い、大人になってきた。本当にうれしくて。同時に、久々にすごいプレッシャーを感じました。十二分に表現しないと、と…うれしさが勝ったかな」と、荒木氏の漫画の実写化作品に出た喜びを語った。「1秒、1秒、現在進行形でうれしく、身に余る作品に出させていただいたなと」と感謝した。


役どころについて聞かれると「誰よりも、僕が驚きました。自分で言うのも、あれですけど…ちょっとだけ、格好いいじゃないですか? 原作を読んで、この役で? と僕が1番、驚いた」と、イケメンキャラだけに役に戸惑いがあったと明かした。「私がどこに出ているのか、注目して欲しい。本当に、ここに立っていなければ、分からない扮装(ふんそう)で出ている。メイクさんと衣装さんのおかげで、あんな感じになっている」と笑みを浮かべた。


トークの中で、呪いについて、どう捉えるか? と聞かれると「分かりやすい言葉で言うと、運。どうしようもないことじゃないですか? 日常にありふれる、どうしようもないことが、運なんだと思うと、悪いこともいいことも、全て受け入れられる、と僕は捉えています」と持論を展開した。


その上で「私は“洗車ののろい”をかけられていまして…。昨日、洗車したんですが、次の日、絶対、雨が降る。これも、呪いを受けたわけじゃなく、運なんだと。洗車した次の日、100%。雨が降るんです。そんな自分を受け入れています」と口にした。場内に笑いが起きた中「妻は言いますね。『車、洗わないで。明日、雨が降るから』と…余談でございました」と、妻の市川由衣(39)から苦言を呈されると明かした。


◆「岸辺露伴は動かない 懺悔室」 漫画家・岸辺露伴(高橋一生)は、ベネチアの教会で仮面を被った男から、誤って浮浪者ソトバ(戸次重幸)を殺したことでかけられた「幸せの絶頂の時に“絶望”を味わう」呪いの告白、ざんげを聞く。男は幸福から必死に逃れようと生きてきたが、ある日、無邪気に遊ぶ娘を見て「心からの幸せ」を感じてしまう。その瞬間、死んだはずの路上生活者が現れ「ポップコーンを投げて3回続けて口でキャッチできたら俺の呪いは消える。しかし失敗したら最大の絶望を受け入れろ…」と試練に挑まされる。露伴は奇妙な告白にのめりこみ、相手を本にして人の記憶や体験を読むことができる特殊能力を使ってしまうが、やがて自らにも「幸福になる呪い」が襲いかかっていることに気付く。


◆岸辺露伴は動かない」シリーズの映画化 今回で2作目で、23年5月に公開された映画第1弾「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」は、22年5月にはフランス・パリで大規模ロケを展開。日本映画として、14年の「万能鑑定士Q モナ・リザの瞳」以来2作目となるルーブル美術館での撮影も敢行し、興行収入12億5000万円と大ヒットした。

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