手術を受けたアウォニイ [写真]=Getty Images ノッティンガム・フォレストは13日、ナイジェリア代表FWタイウォ・アウォニイが緊急手術を受けたことを発表した。
アウォニイは11日に行われたプレミアリーグ第36節のレスター戦(△2−2)に途中出場したが、87分にゴール前でクロスに飛び込んだ際にゴールポストに直撃してしまっていた。治療を受けたアウォニイはプレーを続行して最後までピッチには立っていたものの、ボールに関与することができていなかった。
そんなアウォニイは腹部に重度の負傷を負ったことが判明し、イギリスメディア『BBC』によると、12日夜に第一段階の手術を受け、人工昏睡状態にあり、現在も入院中となっている模様で、残りの手術は14日に完了することが見込まれている。なお、ノッティンガム・フォレストは手術を受けたアウォニイが順調に回復していることを報告している。
一方、アウォニイがプレーを続行した判断をめぐってノッティンガム・フォレストでは騒動になっている。治療を受けた際にメディカルスタッフはプレー続行可能と判断したことで、直後にヌーノ・エスピリト・サント監督が3回目の交代を実施していたが、実際にはアウォニイがプレーできる状態になかった。
この影響もあり、勝ち越すことができなかった同クラブは来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内となる5位に浮上するチャンスを逃す結果となり、試合終了直後にはオーナーであるエヴァンジェロス・マリナキス氏がピッチに現れると、ヌーノ監督に不満を爆発させている様子が見られ、緊張が走る事態となった。
試合後にはマリナキス氏とヌーノ監督に衝突はなかったことが明らかになっていたが、ノッティンガム・フォレストは改めて「真実を言えば、ピッチ上でもスタジアム内でも、ヌーノや他の関係者が対立することはなかった。私たち全員が共有していたのは、メディカルチームが選手のプレーを続行させるべきではなかったという、ただ共通のフラストレーションだけだった」と判断ミスがあっただけだったと強調しながら、「元監督や選手、サッカー界の著名人は特に事実と背景を十分に把握していない場合はなおさら、オンラインで早急に判断を下したり、フェイクニュースを流したりする衝動を抑えるよう強く求める」と一部の報道は根拠のない、情報に基づかない暴言だと非難する声明を発表している。
【ハイライト動画】ノッティンガム・フォレストvsレスター