メルセデス代表、今週末のエミリア・ロマーニャGPには帯同せず。息子の卒業式に出席へ

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2025年05月14日 18:00  AUTOSPORT web

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メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ウォルフ
 メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ウォルフは、今週末のF1第7戦エミリア・ロマーニャGPには出席しないことがわかった。チームのスポークスパーソンとしての職務は広報担当ディレクターのブラッドリー・ロードが代行する。ウォルフがグランプリに同行しないのは、今シーズン2度目で、シーズン序盤の第3戦日本GPも欠席している。

 日本GPを欠席するというウォルフの決断は、非常に厳しいシーズンの始まりに備えて移動量を減らす必要性にもとづいていたが、エミリア・ロマーニャGPを欠場するのは個人的な理由によるものだ。ウォルフの最初の結婚で生まれた長男は、今週末にアメリカで大学を卒業する予定だ。ウォルフは、たとえ2025年に2回のグランプリを欠席することになろうとも、この重要な式典に出席することを決めた。

 それでもウォルフは、アメリカへ出発する前にチームのシーズン序盤の様子について簡潔にまとめたが、彼の中間報告は前向きな評価で始まった。

「最初の6レースから、次のような結論を導き出すことができる。我々は昨年より進歩しており、W16は前モデルよりもバランスの取れたマシンとなっている。これまでのレースで4回表彰台に上がるなど、堅実な結果を残した。そして勝利を目指すには、さらにやるべきことが残っている」

 チームのイモラに向けたプレビューで、ウォルフは次のように述べた。

「シーズンのヨーロッパラウンドが始まるにあたり、我々は最終獲得ポイントを増やすことに焦点を当てている。『Lauda Drive』のチームはこれを実現するために懸命に取り組んでおり、今後のレースでいくつかのアップデートをリリースする予定だ。しかし、F1は相対的なゲームであり、競争相手も進歩することはわかっている。それがコース上でどう展開するかを見るのは面白いものだろう」

「イモラはまた、キミ(アンドレア・キミ・アントネッリ)にとって初のホームレースだ。彼は近くのボローニャで育ったので、彼にとってこれは特別な機会となるだろう。しかし、他のレースと同様に25ポイントが付与されるレースだ。シーズンの終わりに重要なのはそのことだけだ」

[オートスポーツweb 2025年05月14日]

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