実業家でリアリティー番組の女王とも呼ばれるキム・カーダシアン(44)が13日、2016年10月にパリで起きた強盗事件に関与したとされる10人の容疑者の裁判に出廷し、「殺されると確信した」と襲われた時の生々しい様子を法廷で証言した。
カーダシアンはファッションウイークが行われていたパリに滞在中、ホテルの部屋に覆面の男たちが押し入り、銃を突きつけられて900万ドル相当の宝石が盗まれる事件に巻き込まれた。バスローブ姿だったカーダシアンは、両手は結束バンドで縛られ、口にはテープが貼られ、生き残れないと思ったと当時を振り返った。「レイプされると確信した」「絶対に殺されると思った」と話し、一緒にパリに滞在していた姉のコートニーが自身の遺体を最初に見つけることになるだろうと考えたことなどを証言。さらに、「子どもがいるので、家に帰してほしい」と命乞いをしたことなども明かし、家族や友人らに祈りをささげたことなど恐怖体験を赤裸々に語った。
無事解放されたカーダシアンはトラウマから事件後の数年間はダイヤモンドなど派手は宝石を身に着けることを避けてきたというが、この日は推定800万ドル相当とされるダイヤのネックレスとイヤリング、エメラルドカットのダイヤモンドの指輪を身に着けて出廷していたという。容疑者と再び向き合う場で高価な宝石を身につけていたのは、みせびらかすためではなく、心の整理をつけ、トラウマを乗り越えたことを示すためだったと、宝石商はE!ニュースに語っている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)
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