自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件で、不起訴処分となった橋本聖子参議院議員が代表を務める政治団体の事務担当者について、東京地検特捜部は検察審査会の議決を受けて再捜査した結果、改めて不起訴処分としました。
橋本議員をめぐっては、安倍派の政治資金パーティーで、自身が代表を務める政党支部の収支報告書に1855万円の収入を記載していなかったなどとして、政治資金規正法違反の疑いで刑事告発され、特捜部は去年8月、橋本議員本人や政治団体の事務担当者の女性らを不起訴にしていました。
その後、検察審査会が事務担当者の不起訴については「不当」だと議決し、特捜部が再捜査していました。
その結果、特捜部はきょう付で、起訴猶予として改めて不起訴としました。
検察審査会が「不起訴不当」の議決をして検察が再び不起訴にした場合、2回目の審査は行わないため、捜査はこれで終了となります。
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