「人のいる場所を避けるように落ちていった」空自機墜落、目撃者語る

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2025年05月14日 19:40  毎日新聞

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毎日新聞

自衛隊機が墜落したとみられる現場周辺を捜索する自衛隊ヘリ(中央)。油のようなものが浮かんでいるのが見える=愛知県犬山市で2025年5月14日午後5時8分、本社ヘリから北村隆夫撮影

 愛知県犬山市の入鹿池付近で航空自衛隊の航空機T4が墜落した事故では、航空機が「人のいる場所を回避するように落ちていった」とする目撃情報もあった。


 現場近くの「博物館明治村」を訪れていた名古屋市の男子大学生(20)は「上空で飛行機の音がしたので見上げたら、上下逆さまの状態の航空機が頭の真上を通過し、池の方に飛んでいった。『墜落するんじゃないか?』と思ったら、数秒後に『ざばんっ』と機体が水にたたきつけられるような大きな音がした」と当時の様子を語った。


 大学生によると、明治村から池の水面までは崖のようになっており、高さ15メートルほどある。粉々になった機体の一部のようなものが水しぶきと一緒に舞い上がり、明治村にもガソリンのような臭いが漂ってきたという。


 大学生は「操縦ミスのようには見えず、パイロットが人のいる場所を認識して、回避するように落ちていったように見えた」と驚いた様子で話した。


 現場近くの会社に勤める50代男性は「ニュースで事故を知った。会社の定点カメラを確認すると、航空機はスピードが出ていて、大きな水しぶきが上がった」と話した。


 池の近くに住む女性によると、池の上空は日ごろから自衛隊機の飛行ルートになっていたという。女性は「今日はやけに音が近くに聞こえるなと思って不思議に思っていたら、その後、大きな音がしてびっくりした。しばらくすると消防や警察のサイレンが鳴り響き、消防隊がゴムボートで池に入っていった。犠牲者がいないか心配だ」と話した。【梶原遊、塚本紘平、真貝恒平】



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