博多駅で痴漢疑われ…専門学生を殴った疑い 福岡市消防局職員を逮捕
1
2025年05月14日 21:23 毎日新聞

福岡市 福岡市博多区のJR博多駅で専門学校生のあごを殴ったとして博多署は14日、福岡市消防局西消防署の男性職員(34)を暴行容疑で現行犯逮捕したと発表した。調べに対し「相手に向けて両手を振り払ったが、殴ろうと思っていたわけではない」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は14日午後3時15分ごろ、JR博多駅構内で痴漢を疑われ、追いかけてきた同市南区の専門学校生の男性(18)の左あご付近を手で殴ったとしている。職員は現場から逃走し、JR博多駅筑紫口近くのラーメン店付近で通行人の男性会社員(43)が足を掛けて転倒させ、現行犯逮捕した。職員の呼気からは1リットル当たり0・62ミリグラムのアルコール分が検出された。
市消防局によると、職員は13日午前9時から14日午前9時まで勤務しており、逮捕時は非番だった。2013年4月に採用され、西消防署では消防隊の副小隊長だという。
牧田哲治・消防局長は「市を挙げて不祥事防止に取り組んでいる中で職員が逮捕されたことは極めて遺憾です。市民の皆様に深くおわびするとともに早急に事実関係を把握し、厳正に対処します」とするコメントを出した。【森永亨】
Copyright(C) 2025 THE MAINICHI NEWSPAPERS. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。