画像提供:マイナビニュース花王「マジックリン」は、復職ママに対する意識調査結果を5月12日に発表した。同調査は2025年4月14日〜4月16日の期間、現在フルタイム・時短勤務で働いている18〜59 歳の男女824人および、産休・育休からフルタイム・時短勤務の仕事への復職を経験した女性431人を対象にインターネットを用いて行われた。
5月にしんどいと感じたことがあるか聞いたところ、55.1%が「ある」と回答した。5月に「しんどい」と感じた方に起こっていたできごととして、最も多かったのは「異動」(28.3%)、次いで「上司の変更」(24.3%)、「新卒入社」(20.4%)、「転職」(19.7%)であり、働く環境に変化があると5月に「しんどい」と感じることが多い傾向にあることがわかった。
具体的には、「環境や人や仕事に慣れず心が疲弊してきてしまった」、「反りが合わない上司が異動してきた」といった職場の環境変化による「しんどさ」の他にも、「季節の変わり目で身体がだるい」といった季節による体調変化や、「連休明けの仕事始めで身体が仕事に慣れるまでしんどい」といったゴールデンウィークの長期休暇後に日常生活に戻る「しんどさ」が挙げられま。
また、「新卒で慣れない仕事と環境で疲れていてゴールデンウィークを楽しみに頑張っていたが、それが終わるとどっと憂鬱な気分になって、休み明けに仕事に行くのが本当に嫌だった」といったエピソードもあり、4月に新たな環境で気を張って頑張る分、5月に「しんどさ」が現れてしまうこともあることがわかった。
復職後1年間についてのことを尋ねたところ、復職したタイミングとしては、4月(50.2%)が最多だった。
また、復職ママの91.4%が「復職後の生活がしんどい」と感じたことがあり、特に「しんどい」と感じた時期は復職から「2〜3ヶ月後」が 59.7%と大半を占めている。
さらに、保育園・幼稚園からの急な呼び出しが多かった時期は「復職から2〜3ヶ月以内」(46.6%)が最も多い結果に。4月に入園した子供にとっても、5〜6月頃は体調を崩しやすい傾向にあると同社は考える。
復職後に「仕事と家事・育児の両立を大変に感じていたか」を聞いたところ、99.1%とほぼ全員が大変に感じていることが明らかに。最も大変に感じていたこととしては、「子どもの送り迎え」(32.6%)、次いで「子どもの急病時の仕事の調整」(32.3%)、「帰宅後・終業後の家事・育児」(17.6%)と続いた。
仕事と家事・育児の両立が大変と感じたエピソードとして、「保育園に迎えにいき、その後帰宅途中で買い物をし、帰宅してから保育園の洗濯物を洗うと同時に、外の洗濯物を取り込み、買い物を冷蔵庫に入れつつ晩御飯の用意をする。子供がぐずることもありトイレに連れていったり、ごはんを食べさせたりが同時進行で子供が寝るまでバタバタ。寝た後は明日の準備や片付けで時間に追われる日々だった」などの声があり、復職ママの非常に忙しい毎日が想像できるという。(蒲生杏奈)