記者会見する中谷元防衛相=16日午前、防衛省 中谷元防衛相は16日の記者会見で、航空自衛隊の練習機「T4」の墜落事故を受け、同型機へのフライトデータレコーダー(FDR)の搭載作業を急ぐよう指示したと明らかにした。防衛省が保有する同型機約200機のうち約60機が未搭載。中谷氏は「必要な予算は付けていく」と述べた。
FDRは飛行の高度や速度などを記録する装置。今回の事故機には搭載されておらず、原因究明が難航するとみられている。改修に複雑な作業が見込まれることから、操縦席の音声を記録するボイスレコーダーを優先設置することも検討する。