吉沢亮・横浜流星・渡辺謙ら『国宝』チームがカンヌに到着「皆さんの反応が楽しみ」

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2025年05月18日 07:26  ORICON NEWS

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カンヌに到着し、さっそくビーチへ=映画『国宝』(左から)李相日監督、吉沢亮、横浜流星、渡辺謙 (C)KAZUKO WAKAYAMA
 フランスで開催中の「第78回カンヌ国際映画祭」(5月13日〜24日)の「監督週間」に選出された映画『国宝』(6月6日公開)の公式上映に出席するため、現地時間17日、吉沢亮、横浜流星、渡辺謙、李相日監督がカンヌの地へ到着。爽やかに晴れ渡る空の下、壮大なビーチを前に、カンヌの街に対する印象や、翌日に控えた公式上映に向けて、現在の想いを語った。

【画像】カンヌから届いた映画『国宝』チームのそのほかの写真

 吉沢は「カンヌは海が近くて、映画祭に向けて街の方たちの活気も熱量高くて、すごく素敵な街だなと思います。日本の文化である歌舞伎を通して、この『国宝』という作品を海外の皆様にどのように受け止めてもらえるかとても気になります。僕たちが意図していない視点で見てくださる人もたくさんいると思うので、明日の公式上映の皆さんの反応が楽しみでもあり、不安でもありますね」と現在の心境を明かした。

 横浜は「芸術あふれる街で美しくて、リゾートの雰囲気も下町のような雰囲気もあって、色んな表情がある町だなと思います。フランスでは、歌舞伎をはじめ浮世絵など、日本の文化に興味をお持ちの方が多いと思うので、吉沢くんと一緒で、日本が誇る伝統芸能である歌舞伎を題材とした作品を、見てくださった方がどのように感じてくださるのかがすごく楽しみです」と期待に胸を膨らませた。

 渡辺は「これまでいろいろな映画祭に連れて行っていただき、カンヌで映画祭はコンプリートになりますが、みんなで集中して映画を盛り上げていこうという雰囲気があって、やっぱり素敵だなと思いますね。事前に作品をご覧になった記者さんから質問をいただいていますが、僕たちが描きたかったことに関する質問が来ているので、海外の皆様にも伝わると思っています。ただ、一般のお客様がどういう風に感じるかはすごく楽しみです」と自信と希望に満ちた想いを語った。

 これまで『悪人』でモントリオール世界映画祭、『許されざる者』でヴェネチア国際映画祭、『怒り』でトロント国際映画祭やサン・セバスティアン国際映画祭に参加してきた李監督は、「単に日本映画ということだけでなく、日本の伝統芸能を扱っている作品がカンヌに出品されるということは、そう多くはないことだと思います。それに、今の映画界でトップを走っている俳優たちが勢ぞろいして、日本の伝統芸能を題材にした作品に取り組むという、エンターテイメント性と作品性の両方を持っている作品がカンヌに選出されたということはすごいことですし、どう見られるかがとても気になります。明日の公式上映は、作り手にとっては重圧で、なかなかタフな時間になると思います」と監督ならではの胸の内を明かしていた。

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