スーパーフォーミュラ・ライツ第4戦オートポリス 優勝した佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL) 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第2大会は5月18日(日)、8時30分から第4戦の決勝レースが行われ、スタートを決めリードを広げた佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)が優勝。開幕4連勝を飾ってみせた。
5月17日(土)は終日悪天候となってしまったオートポリス。当初、第4戦/第5戦の公式予選と第4戦の決勝が予定されていたが、天候不良と視界改善が見込めないことから、予選はキャンセル、第4戦の決勝も5月18日(日)に延期されていた。
18日のオートポリスは早朝こそ霧が残っていたが、8時過ぎには霧も減り、8時30分から21周の決勝レースが行われた。このレースのグリッドは、5月16日(金)に急遽設定された専有走行5回目のベストタイムで決まっており、野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)がポールポジション。佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)が2番手、ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)、エステバン・マッソン(PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL)という上位グリッドとなっていた。
スタートでは、ポールスタートの野村はホイールスピンが大きく、ホールショットを決めた佐野、さらにフレデリックが野村を先行。オープニングラップは佐野、フレデリック、野村というトップ3となった。
トップに立った佐野は2周目以降グイグイとリードを広げていくが、一方で2番手のフレデリック、3番手の野村、4番手のマッソンが僅差の争いを展開。7〜8周目には野村とマッソンのバトルが激化していった。ただ、野村はポジションを守ったものの、マッソンとのバトルにおけるドライビングマナーにより、5秒のタイムペナルティが課されてしまった。
そんな戦いを後目に、佐野は最終的に13.320秒のリードを築き優勝。第1大会での3連勝に続き、開幕4連勝を飾った。2位はフレデリック、3位はライツデビュー戦で表彰台となったマッソンとなった。5番手以降の争いも大きく離れていなかったこともあり、野村は結果的に8位に。古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S SFL)が4位、ザック・デビッド(B-MAX RACING 324)が5位、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が6位となった。
マスタークラスは、スタートでDRAGON(TEAM DRAGON 324)がリードを奪ったものの、スタート手順違反のタイムペナルティを課されてしまう。さらに後方から追い上げた清水康弘(GNSY RACING 324)がDRAGONをオーバーテイク。これで清水が開幕4連勝を飾った。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第2大会オートポリス第4戦決勝結果
Pos./No./Class/Driver/Car/Laps/Grid
1/35/ /佐野雄城/モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL/21/2
2/58/ /K.フレデリック/Pilot ONE Racing with B-MAX/21/3
3/36/ /E.マッソン/PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL /21/4
4/37/ /古谷悠河/Deloitte. HTP TOM'S SFL/21/5
5/51/ /Z.デビッド/B-MAX RACING 324/21/9
6/38/ /小林利徠斗/モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL/21/6
7/3/ /三井優介/DELiGHTWORKS/21/7
8/50/ /野村勇斗/HFDP WITH B-MAX RACING/21/1
9/1/ /卜部和久/B-MAX RACING 324/21/8
10/2/ /岩澤優吾/DELiGHTWORKS/21/11
11/60/ /伊東黎明/LMcorsa OTG 320/21/10
12/8/M/清水康弘/GNSY RACING 324/21/13
13/4/M/今田信宏/JMS RACING TEAM/21/12
14/30/M/DRAGON/TEAM DRAGON 324/21/14
<small>天候:曇り 路面:ドライファステストラップ:佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL) 1'40.160(2 / 21)ペナルティ:
No.30は、2025全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則 第31条10.(スタート手順違反)により、競技結果(36'47.812)に10秒加算した。No.50は、2025全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則 第15条1.(ドライバーの遵守事項違反・#36への危険なドライブ行為)により、競技結果(35'48.495)に5秒加算した。</small>
[オートスポーツweb 2025年05月18日]