ポールポジションを獲得した野尻智紀(TEAM MUGEN)/2025スーパーフォーミュラ第5戦オートポリス 2025年の全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦の公式予選がオートポリスで行われ、野尻智紀(TEAM MUGEN)が自身22回目のポールポジションを獲得。2位は山下健太(KONDO RACING)、3位には先月の第3・4戦をWEC出場のため欠場し、久々のスーパーフォーミュラドライブとなった小林可夢偉(Kids com Team KCMG)が入った。
セッション開始から全車が続々とピットを離れてコースイン。ほとんどの車両は連続周回に入った。最初にコントロールラインを通過したのは太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)で、1分34秒443。翌周には1分28秒196まで自己ベストタイムを縮め、これが各車の最初のターゲットタイムとなる。2番手には0.1秒差で野尻が続き、その野尻に0.005秒差で可夢偉、さらに0.1秒差で牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と続いた。
折り返しを迎える頃には、他のドライバーも徐々にペースアップしていく。岩佐歩夢(TEAM MUGEN)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)、野尻、サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)らが太田のタイムを上回っていくなか、福住仁嶺(Kids com Team KCMG)が1分27秒020でトップに躍り出る。さらに野尻が1分26秒757で、いち早く1分26秒台に入れ福住からトップをもぎ取っていった。
残り10分を切ったところで、上位陣は野尻、福住、坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)、山下、岩佐という顔ぶれ。山下はその後、セクター2で全体ベストを記録して1分26秒803で野尻に続く2番手に浮上した。
以下、福住、坪井、フラガというトップ6。ポイントリーダーの太田は8番手、昨年のウイナー牧野は13番手と、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの2台は中団に止まることに。 また、今回がオートポリス初ドライブとなったザック・オサリバン(KONDO RACING)とオリバー・ラスムッセンのルーキーふたりは、オサリバンが11番手、オリバー・ラスムッセン(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は21番手となった。