「ペースは悪いだろうけど、優勝したい」とポール野尻。3番手可夢偉は「訳が分からないまま走った」【第5戦予選会見】

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2025年05月18日 14:00  AUTOSPORT web

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ポールポジションを獲得した野尻智紀(TEAM MUGEN):中央、予選2番手の山下健太(KONDO RACING):左、3番手の小林可夢偉(Kids com Team KCMG):右/2025スーパーフォーミュラ第5戦オートポリス
 5月18日(日)、大分県のオートポリスにて、2025年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦の公式予選が行われた。9時40分よりスタートした予選では、野尻智紀(TEAM MUGEN)がポールポジションを獲得。2番手は山下健太(KONDO RACING)、3番手は小林可夢偉(Kids com Team KCMG)となり、この3名が予選後の囲み会見に出席し、予選の振り返りと決勝への展望を語った。


■野尻智紀(TEAM MUGEN)ポールポジションタイム:1分26秒757

「前回のもてぎラウンドが非常に悪く、打開策も見出せないまま終わってしまったのでかなり不安な部分もあり、エンジニアやチームともかなり話し合って今週末に臨みました」

「思いの外、走り出しから相対的に順位が良かったというところで、このまま進めて大丈夫だなという手応えも得られました。そこからアジャストもうまくできたと思います。いい順位ですね」

──予選は全体的に納得がいくものでしたか?

「最初はニュータイヤではありませんでしたが、まずまずのいいタイムだったので充分(ポールを)狙えるのかなと。ただ路面とともにクルマのバランスも変わってくることも想定されたので、セットアップもなるべくバランスが悪い方に行かないようにしました」

「(ポールタイムのラップは)結構ミスがあったので、なんとか上位に行けて良かったですね」

──午後の決勝の展望は?

「選手権的にもオートポリスで優勝していきたいです。今までの感じからするとレースペースは悪いだろうなと思っていますけれど、いい順位からのスタートなので、今の状況で何が予想できるかを考えつつ、合わせ込んでいきたいです」

──このイベントが終われば、次はセットアップのテコ入れもできる富士テストですが。

「もちろん、そこを見据えています。優勝も大事ですけど、しっかりとポイントを積み重ねて、次の富士テストを迎えることができれば、その先の未来が全然変わってくると思うので、そこまでを見据えてやらないといけないのかな、と」

「少なくともかなりビハインドなので、攻めるとこは攻めていった結果が、ああなっちゃった(※1コーナーで飛び出してウイング破損)んですけど(苦笑)、決勝ではそういうことがないように、集中して頑張りたいと思います」


■山下健太(KONDO RACING)2番手タイム:1分26秒803

「もてぎでの予選でポールを獲れて、そのベース(のセットアップ)で第5戦に来ているのですけど、その方向性は間違っていないなと確認できました」

「計時形式の予選になって自分が予想していた通り、最後に荒れた展開となりました、自分は残り10分までにいかにタイムを出せるかが勝負だと思っていたので、その点ではうまくいったと思います」

「ポールは獲れませんでしたが、今までオートポリスであまり速く走れていなかったので、満足しています」

──午後には決勝です。ロングランに自信はありますか?

「決勝でのデグラデーションについては、ウォームアップでしか確認できないので、正直分からない部分が多いです。でも、ロングランは今までのラウンドでも重点的に取り組んできているので、そんなに悪いということはないんじゃないかなと思っています」


■小林可夢偉(Kids com Team KCMG)3番手タイム:1分26秒926

──第3戦&第4戦を欠場して、久しぶりのスーパーフォーミュラですが、いかがでしたか?

「久しぶりすぎて、訳が分からないまま走りました。あまり満足のいく感じはありませんでしたが、みんなはもっと満足いっていないのかなという気はしますね」

「(予選は)そんなに悪くはなかったですね。1回目がトラフィックだらけで全然ダメでした。2回目はクリアラップを取れてよかったですね」

「最後のアタックに行くぞって時にイエロー(フラッグ)が出ていたり、コース上にマシンがいたりでまともにアタックできず、残念ながらタイムは上がりませんでした。でも、みんな満足のいくアタックができなかったと思うので、そういう意味では、2回目のアタックで(タイムが)残ってよかったなと思います」

──決勝レース、ロングランに関しては、どのような予想をしていますか?

「(半ば冗談のような表情で)もう、バッチリです」

「荒れた展開になるのではと思っていますが、新しいタイヤが意外にタレ(デグラデーション)が無いので、結構タレの多いオートポリスでその要素がどう影響するのかが見ものかなと思います」

[オートスポーツweb 2025年05月18日]

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