『リロ&スティッチ』(C)2025 Disney Enterprisesハワイでのロケ撮影、ハワイ出身のキャストやクルーを起用している『リロ&スティッチ』。“本物”を目指した本作のこだわりについて明かされている。
人気キャラクター「スティッチ」を生み出したアニメーション『リロ&スティッチ』を完全実写化した本作。
舞台であるハワイで紡がれる本作の物語を尊重するために、主要な撮影は全てハワイのオアフ島で敢行されたという本作。さらにリアリティを持たせるために主人公のリロ役をはじめとしたキャストにハワイ出身者を起用するだけでなく、撮影クルーもハワイ出身者を起用。本作のキーワードである“オハナ<家族>”の精神を重視し、“ハワイ文化”へのリスペクトが込められている。
エグゼクティブプロデューサーを務めるトム・ピーツマンが「物語を尊重するため、全編をハワイで撮影する必要があると早期に決定した」と語る。
まず作品のリアリティを支えるキャストについて、トムと共にエグゼクティブプロデューサーを務めるライアン・ハルプリンは、「キャストはハワイの精神を体現しており、映画に落ち着きのあるエネルギーと明るい存在感をもたらしている。『リロ&スティッチ』の“オハナ<家族>”の重要な一員だった」と語り、主人公のリロ役には、劇中のリロと同じく音楽、ダンス、動物への愛に溢れたハワイ出身の少女マイア・ケアロハをキャスティング。
さらにナニの幼なじみのデイビット役や、本作のオリジナルキャラクター ケコア夫人役にもハワイ出身のキャストを採用。さらに“ハワイ文化“と“本物らしさ“を最重要視したハルプリンは、脚本や劇中のハワイ語のセリフの発音をアドバイザーに監修してもらい、リアルなハワイの再現を徹底して行った。
さらにキャストだけではなく、撮影クルーの多くもハワイの土地を知り尽くし、ハワイ文化に深い敬意を持つ現地スタッフを起用。
監督を務めるディーン・フライシャー・キャンプは、「ハワイのスタッフは非常に結束が強く、素晴らしかった。監督として通常のロケ地ではない場所で撮影する際は、その地域で経験が不足しているため、現場で学びながら仕事をするが、今回は20年間ハワイで働いてきた人々がいて、クルー間に共通の理解があるから全く問題なかった」と、この選択がキャストとスタッフ間に劇中の“オハナ<家族>”のような関係を築くきっかけになったことを明かしている。
『リロ&スティッチ』は6月6日(金)より全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)