
【写真】編集長を演じる大東駿介
本作は、片野ゆか著『平成犬バカ編集部』を基にしたドラマ。絡まりもつれた人の心を優しく解きほぐしてゆく、ヒューマン&ケイナイン(犬)ストーリーだ。
自分のエゴの追求だけを追い求めたアラフォー雑誌編集職の男は、気づいたら職場はボロッボロ。寄り添うものは誰もおらず、恨みと怒りを買うばかり。そんな中でふと思いついた、柴犬専門の雑誌。というのも、彼のそばには柴犬しか残っていなかったから。
押しつけられたはみ出し者や変わり者たちが集まって雑誌を立ち上げようとするが、ギスギスグサグサ、喧々囂囂(けんけんごうごう)。だけど、それを見つめる美しい瞳の犬。そして、犬によって企画が生まれ、そのことで人間たちの病んだ心が一つ一つ、ほぐれてゆく。
大東駿介が演じるのは、「シバONE」編集長・相楽俊一。不器用で気配りができない性格。パチンコ雑誌の編集長として30万部の大ヒットを飛ばすも、スタッフから一斉にボイコットされてしまう。社内失業状態に陥り、新しい雑誌の企画を出すしか生き残る道がない中、ふと目に入ったのが、何よりいとおしく心のよりどころである飼い犬の柴犬・福助の姿。起死回生の一手として柴犬専門誌「シバONE」を立ち上げる。
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ドラマ10『シバのおきて〜われら犬バカ編集部〜』は、NHK総合にて9月30日より毎週火曜22時放送(全9回)。