【陸上】女子やり投げ“計測ミス”でやり直し「かわいそう」「トラブルはつきもの」選手たちの声

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2025年05月18日 16:44  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

女子やり投げ 6投目を投じる北口(撮影・鈴木みどり)

<陸上:セイコー・ゴールデングランプリ(GGP)>◇18日◇東京・国立競技場◇女子やり投げ



女子やりなげで“計測ミス”が発生した。複数選手がやり直すハプニングが起こった。


オタボー(バハマ)が3投目で62メートル台の好記録を出した。一時はトップに立ったが、取り消された。やり直しの結果、59メートル35で4位となった。


優勝した北口榛花(27=JAL)は「私の解釈が合っていれば」と前置きした上で、「投げているところではなく、違うところを計測器が拾ってしまったらしい」と明かした。


オタボーについて「かなり良い記録が取り消された。『嫌いにならないでね。また日本に来てね』と言いました」という。待ち時間は「長く感じたのは正直あある」としつつ、「世界大会になればトラブルはつきもの。私自身はあまり気にならなかった」と意に介さず、頂点に立った。


2位の上田百寧(ゼンリン)も「2人前の選手(オタボー)が、全然違う記録が出ていたみたい」と証言。


約10分、待つ時間があったといい「選手もその記録を出したと思っているし、そこで測り直して、もう1回投げてくださいって言われても…。62メートルも飛んでいたなら、ちょっとかわいそう」と寄り添った。


国立競技場では、7月に日本選手権、9月には世界選手権東京大会が行われる。「そういうところはちょっと気を付けてほしい」と要望を出していた。

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