意見の分かれるプレーとなったGKヘンダーソン [写真]=Getty Images クリスタル・パレスに所属するイングランド代表GKディーン・ヘンダーソンが、退場とならなかったことが話題となっている。
FAカップ決勝が17日に行われ、クリスタル・パレスはマンチェスター・シティと対戦。鎌田大地がフル出場した一戦は、16分にエベレチ・エゼが先制点を決めると、この1点を最後まで守り切ったクリスタル・パレスが1−0で勝利を収め、クラブ史上初となる主要トロフィーを獲得した。
GKヘンダーソンはこの試合でオマル・マルムーシュのPKをセーブしたほか、何度か好セーブを披露するなど、初のFAカップ制覇に大きく貢献を果たした。しかし、24分の場面ではロングボールの処理をしようと飛び出た際に、ペナルティエリアの外に手を伸ばしてボールに触っていた。
他の判定と同様にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による確認が行われたものの、ハーランドの進路から判断すると、チャンスではあったが、決定的ではなかったとして、PK判定はなしでプレー続行となったことが話題となっている。
この試合の中継を担当していた元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏は「100パーセントレッドカードだ。アーリング・ハーランドがボールを蹴ろうとしたところを、ディーン・ヘンダーソンが弾き飛ばしたんだ。レッドカードだ。どうして間違えるんだ?」と笛が吹かれなかったことへの驚きを口にしつつ、VARの判断理由を聞いた後には次のように不満を語った。
「VARを無くせばいいのに。彼らはミスを犯したのに、それを隠そうとしている。レッドカードなのは誰の目を見ても明らかだ」
また、元イングランド代表FWアラン・シアラー氏も「ディーン・ヘンダーソンは少し幸運だった。ルール上彼はゴールから逃げているけど、ヘンダーソンは得点のチャンスも阻止していたからね」と退場とならなかったことは幸運だったと指摘した。
【ハイライト動画】クリスタル・パレスvsマンチェスター・シティ