ハゼの研究のため皇居に入られる上皇さま=19日午前、皇居・半蔵門 上皇さまは19日、長年続けているハゼの研究のため、お住まいの仙洞御所(東京都港区)から車で皇居・生物学研究所を訪問された。ここ数年は週2回のペースで通っているが、東大病院(文京区)での心臓の検査入院を終え、10日に退院した後は初めて。
上皇さまは19日午前10時すぎ、皇居・半蔵門から皇居内へ。その際、車の窓を開けて沿道の人々に手を振った。
上皇さまは検査の結果、「無症候性心筋虚血」と診断された。側近によると、退院翌日の11日から、階段昇降など健康維持のための運動を、以前より負荷を減らして再開。動脈硬化の進行を抑え、心臓の冠動脈の血流を改善するための新たな薬物治療も行っている。