
前回からの続き。私はミヤ。近くにある義実家には、夫の妹であるツバサさんと高校生の娘ココネちゃんが同居しています。最近のココネちゃんは、3歳のとき別れたきりの父親のことを知りたがっているようです。しかしツバサさんに離婚の事情をたずねると「元夫がココネのことを性的な対象として見ていた」と……。ココネちゃんは父親に会いたいようですが、決して近づけるわけにはいきません。私は急いでツバサさんに状況を知らせ、その後の対応を委ねました。



数日後、私が義実家で手伝いをしているとココネちゃんが姿を見せました。思いのほか穏やかな様子で「もう無理に聞かないことにした」と言ってきたのでホッとします。しばらくそのまま義実家で過ごしていると、ツバサさんも帰宅しました。


ツバサさんは「周りが必死で隠すから、いつの間にか理想の父親像みたいなものを作りあげてしまったのかも」と言いました。それについてはツバサさんもさすがに申し訳ないと思い、父親について教えられない理由をひと言だけ伝えたそうです。

ココネちゃんは自分のルーツについてたくさん考え、思い悩んで傷ついたりもしたでしょう。もちろん今でもまだどこかで、お父さんのことを知りたいという気持ちはあるようです。でもツバサさんによると「知らないほうがいいこともあるよね」とつぶやき、それ以上は聞いてこなかったとのことでした。
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原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・りますけ 編集・井伊テレ子