米Googleは5月21日(現地時間)、Google検索の「AI Overview」(日本では「AIによる概要」)と「AI Mode」に広告を表示すると発表した。
AIによる概要に広告を掲載する計画は既に昨年10月から米国の一部のユーザーにテストとして表示されているが、同日から検索広告とショッピング広告が米国でデスクトップに表示されるようになる。例えば「飛行機にペットの犬を同伴する方法」というクエリで表示されるAIによる概要の中にペット用バッグの広告が表示される。
AI Modeは前日のGoogle I/O基調講演で米国での正式版提供開始が発表された、検索クエリを「Gemini」が自動的に分解・並列実行して結果を統合し、チャット形式で複雑な質問に回答するGoogle検索の新機能。20日から米国でロールアウトしている。
AI Modeの広告は、まずは米国でテストを開始する。クエリと関連性のある広告が、AI Modeの回答の下に表示される。AI Modeの回答に統合される場合ある。
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GoogleはAI Modeの広告の例として、AI Modeで「リソースが限られている中小企業向けのWebサイトの構築方法」の検索結果に、Webサイト構築を開始するのに役立つ広告が表示されるケースを紹介した。AI Mode内でさらにフォローアップの質問をすることで、可能性のあるビジネスアイデアや開発すべきコンテンツの種類を探ったり、ターゲットオーディエンスについて学ぶこともできるとしている。
広告主がGoogle広告のキャンペーンで「broad match」(日本では「インテントマッチ」)を使っていると、AIによる概要とAI Modeに広告が表示されるようになる。
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