
【動画】『スタントマン 武替道』夢を追う男たちの本予告
本作は、香港アクション映画界を支えるスタントマンたちの人生を描くアクションドラマ。
1980年代、売れっ子アクション監督だったサムは、映画撮影中の事故によりその時のスタントマンを半身不随にさせてしまったことがきっかけで業界を離れ、今は細々と整骨院を営み静かに暮らしていた。そんな中、かつての仕事仲間に「自分の最後の作品でアクション監督をやってほしい」と依頼され、数十年ぶりに映画制作に参加することに。
しかし現代のアクション映画の撮影はコンプライアンスも厳しく、出演俳優のワイや製作陣はリアリティを追求するサムのやり方に反発し、現場はぎくしゃくする。さらに忙しさのあまり、娘チェリーとの関係性も悪化。サムのアシスタントとなった若手スタントマンのロンは、サムを献身的にフォローし何とか撮影を進めようとするが…。ベテラン×若手×現役スターの3世代は心技体を一つに、最高の一本を完成させることはできるのか?
本予告は、香港アクション映画の醍醐味、肉弾戦アクションの撮影シーンから幕を開ける。「休まず動け!アクション監督は俺だ!」と現場で声を張り上げ激を飛ばすサム(トン・ワイ)。数々のアクション映画で手腕を発揮してきたサムだが、その手法、考え方は時代にそぐわなくなってきていた。かつてサムのもとでスタントマンとして修業を積み、今やアクションスターへと成長したワイ(フィリップ・ン)からは「いつもケガ人が出る!」と指摘されるも「昔は命懸けだっただろ!」と言い返し、現場に混乱を招いてしまう。あきれたワイは「降りるよ」と言い出し、現場はバラバラに。
さらに、結婚を控えた愛する娘チェリー(セシリア・チョイ)からも距離を置かれているサム。なんとか距離を縮めようと歩み寄るも、「だからパパの映画は…観たくないの」と痛恨の一撃を受ける。そんなサムのもとに、新たなる希望が出現。くすぶる若手ロン(テレンス・ラウ)だ。ロンは純粋でまっすぐな目を向けながら「あんたの映画は最高に面白いよ!」とサムに語りかける。
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「用意…1、2、3!」。サムの掛け声で、決意の表情のワイがハイキックを繰り出す。見事に受け切り、階段を落下するロン。ワイは「当時のスタントは“NOは言わない”」と、ロンにスタントマンとしての心得を伝授。熱が静かに伝播していき、ロンは「俺なりにやってみる」と、市街地でのカーアクション、そして爆破を背にビルから飛び降りる、まさに命を懸けたスタントシーンに挑む。果たして世代を超え「この炎は絶やさない」という決意を胸にした、3人の熱い想いは結実するのか?
ポスターは、「命懸けで魅せる!」という熱い言葉を中央に据え、その周りでテレンス・ラウ、トン・ワイ、フィリップ・ンが本気の表情を見せるデザイン。さらに、爆破から命懸けのジャンプシーン、優しいほほえみのセシリア、フィリップ・ンの華麗なハイキックも配置している。
映画『スタントマン 武替道』は、7月25日より新宿ピカデリーほかにて公開。