
「何がうちの会社をそうさせてんのや?」
5月初旬、明石家さんまはMBSラジオ『ヤングタウン土曜日』に出演。“オンカジ問題”で揺れる吉本興業の現状について、こうぼやいた。
「今年2月、同社所属のタレント複数名がオンラインカジノで違法賭博に関与していたとして、6人の活動自粛を発表しました。その直後、『令和ロマン』の高比良くるまさんもオンラインカジノを利用していたことが明るみに。本人はすぐに自身のYouTubeチャンネルに謝罪動画をアップし、活動休止を宣言しました。しかしこの際、事務所に相談がなかったことで、双方の信頼関係は崩れ、4月には契約解除となっています」(スポーツ紙記者、以下同)
令和ロマンは、史上初の『M―1グランプリ』2連覇を成し遂げた、事務所のホープ。有望な後輩の退所に、50年以上も吉本に在籍するさんまは、複雑な心境のようだ。
「ラジオではくるまさんの活躍を振り返り“『M―1』2連覇したやつが辞めることにOK出す会社って逆にすごいと思う”と、吉本の対応に皮肉交じりの苦言を呈しました」
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有望なタレントを簡単に手放したように見える事務所の選択は先輩として、解せないものがあったのだろう。さんまは後輩思いなことでもかなり有名だという。
「事務所の後輩の千原ジュニアさんがバイク事故を起こし、なんとか復帰にこぎつけた際、さんまさんは退院祝いとして“レギュラー番組がほしい”とねだられたそう。このお願いを1度は断ったものの、最初は固辞していたTBS系の『おかしや?さんま!』のオファーをあえて引き受け、ジュニアさんをレギュラーに抜擢したことがあったのです」(テレビ局関係者、以下同)
新大阪駅でファンに囲まれて
さんまの神対応は事務所の後輩だけにとどまらない。
「さんまさんのファンサービスといえば、新大阪駅で名物になっている“即席サイン会”でしょう。熱心なファンたちが新大阪駅構内でさんまさんを待ち受け、取り囲む。さらに、そこに居合わせた人も加わり、その場でサイン会が行われるのだといいます」
この即席サイン会は、芸歴51年を迎えた今も変わらず行われているという。
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「4月14日、新大阪駅でさんまさんを見かけました。30人を超える人が取り囲んでいて、さんまさんはサインを求める声に一人ひとり応じていました。サインには“生きてるだけで丸儲け”とか“おたんじょうびおめでとう”などと添えられていて、気遣いを欠かさない人なんだなと。全員のサインを書き終えると颯爽と改札口へ消えていきました」(居合わせた女性)
神対応の“お笑い怪獣”がいるうちは、騒動に揺れる吉本も安泰か─。