25日頃は石川県で警報級大雨か この先一週間は気温が低く暑熱順化がリセットされる

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2025年05月22日 17:39  日本気象協会

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日本気象協会

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24日(土)から25日(日)にかけては、北陸西部(三県)を中心に本降りの雨となり、雨脚が強まりそうです。石川県では警報級の大雨となる可能性もあります。雨の降り方には十分注意・警戒して下さい。

25日(日)頃は石川県で警報級大雨か

24日(土)から25日(日)にかけて、東西に長くのびる前線が、北陸付近まで北上し、前線上を低気圧が発達しながら東進する見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、北陸地方では大気の状態が不安定になるでしょう。雨脚が強まり、石川県では警報級の大雨となる可能性もあります。雨の降り方には十分注意して下さい。

週末の天気 土・日は日中もヒンヤリ

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23日(金)は、日本海を移動する高気圧に覆われて、西から次第に晴れ間が広がるでしょう。多少薄い雲が広がりますが天気の崩れは無さそうです。ただ、沿岸部を中心に北よりの風がやや強く、最高気温は平年並みか低いでしょう。

24日(土)は、高気圧は日本の東へ遠ざかり、西からは前線を伴った低気圧が次第に近づく見込みです。はじめ晴れますが、次第に雲が厚みを増すでしょう。西から雨の範囲が広がり、夜以降は広い範囲で本降りの雨となりそうです。最高気温は平年並みか低いでしょう。

25日(日)は、前線が北陸付近まで北上し、前線上を低気圧が発達しながら東進する見込みです。午前中を中心に局地的に雷を伴って雨脚が強まるでしょう。雨のピーク時間帯は、24日(土)の夜遅く〜25日(日)昼頃と見込まれますが、時間帯が前後にズレる可能性もあります。常に最新の予報を確認するようにして下さい。最高気温は、24日(土)より更に低く、20度を下回る所もあり日中もヒンヤリするでしょう。

5月30日まで平均気温は低い 31日以降は曇りや雨の日が多い

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今シーズンはきょう22日迄に、30度以上の真夏日を観測したのは、福井県・富山県の全ての観測地点、石川県で三井や志賀等を除く6地点、新潟県で粟島や関山等を除く13地点に及び、多くの地点で既に季節外れの暑さの日がありました。ただ、今日22日も含め、この先1週間程度は平均気温は平年より低いでしょう。

これまで取り組みされてきた暑熱順化がリセットされるおそれもあります。

ウォーキングやジョギングなど、少し汗ばむ程度の軽い運動を意識的に行うようにしましょう。筋トレやストレッチで汗をかくことを習慣付けるのも効果的です。また、入浴時は、シャワーだけでなく湯船にゆっくり浸かり、汗をかくようにしましょう。2週目以降の平均気温は、再び平年より高い予想となっています。暑熱順化は計画的に行いましょう。

北陸地方の梅雨入り平年日は、6月11日頃ですが、最新の1か月予報では、2週目の5月31日以降は、曇りや雨の日が多い予想となっています。気象庁がこの部分をどう判断するかですが、1951年からの統計で、北陸の梅雨入りの早いランキングでは、1位=「1956年の5月22日ごろ」、2位=「1953年の5月28日ごろ」、3位=「1963年5月29日ごろ」で5月中の梅雨入りが3回もあるのです。

大切なことは、梅雨入りの有無にあまりこだわることなく、いつ大雨になっても身の安全を確保できるように備えを万全にしておくことと考えます

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