深川麻衣(34)が22日、東京・テアトル新宿で行われた主演映画「ぶぶ漬けどうどす」(冨永昌敬監督、6月6日公開)東京プレミア上映会に、京都で撮影した劇中同様、着物姿で登壇した。トークの中で、京都ロケに話が及び、その中で共演の若葉竜也(35)が大友律(33)を撮影した写真に「妖怪みたいのが写っていた」と明かし、場内を驚かせた。
「ぶぶ漬けどうどす」は、脚本家アサダアツシ氏が企画立案、構想に7年を費やした完全オリジナル作品。深川は、京都で450年続く老舗扇子店に東京から嫁いできた、フリーライター澁澤まどかを演じた。老舗の暮らしぶりをコミックエッセーにしようと、街のおかみさんたちに取材を続ける中、京都の文化を知らないばかりに「本音と建前」に戸惑い、翻弄(ほんろう)され、京都愛が強すぎるあまりに大騒動を引き起こしてしまう役どころを演じた。大友はまどかの夫で扇子店の長男真理央、若葉はまどかが出会う大学教授・中村航を演じた。
まどかの義父で環の夫達雄を演じ、この日は司会を務めた松尾貴史(65)が、若葉に「大友さんの後ろ姿を写真に撮ったんですってね」と問いかけた。まどかの義母で老舗扇子店のおかみ環を演じた室井滋(66)が「いやぁ〜、言わないで。怖い」とおびえる中、、若葉は大友に視線を送り「彼の写真を撮ったら、妖怪みたいのが写っていて。大友律よりも妖怪中心の写真みたいな感じ」と明かした。
さらに、若葉は撮影から数日後、見た夢の中で「キッチンで料理を作っていたら、律が後ろから『竜也さん、ヤバいですよ』と話しかけてきて窓の方を指さしたら、窓とカーテンの間に誰かいて、隙間から、もう1人の律が見ていて『戻橋に行かないと、マズいことになる』と言って、夢が終わった」と続けた。起きた後、知らなかった「戻橋」について調べたところ、死人が戻ってくるとされる一条戻橋のことで、付近には安倍晴明をまつる晴明神社もあることが分かったという。若葉が「おはらいに行った方が良いんじゃない? と言ったら明後日、行くって」と言って視線を送ると、大友は「行ってきます」とうなずいた。
さらに、若葉が「160センチくらいある妖怪。化け物」と続けると、深川も「写真、みんなで見せてもらったら、あんなにはっきり見えたの、見たいことがない…緑色の怪獣」と声を大にして驚いた。
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「ぶぶ漬け」はお茶漬けのことで、タイトルにも使われた「ぶぶ漬けどうどす」とは、京都の人が早く帰って欲しいお客に対して本心を隠し、遠回しに言う言葉。撮影は、行楽客でにぎわう秋の京都で、正真正銘の老舗を借りて敢行した。この日は、まどかの仕事仲間の漫画家・安西莉子を小野寺ずる(36)も登壇した。
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